家庭菜園は節約にならないの?コスパが悪いと感じる原因と節約効果を高めるコツ

    「節約」という入り口から家庭菜園の世界に入る人は多いと思いますが、残念ながら家庭菜園は節約にならないといわれることもあります。家庭菜園者のなかには「コスパが悪い」「お金がかかる」とやめてしまう人もいるようです。

    実は、家庭菜園には節約になるケースと節約にならないケースがあります。節約効果を得るためには、節約につながる考え方を意識することと工夫が必要です。

    そこで本記事では、家庭菜園で節約にならない原因を解説しつつ、節約成功のコツを紹介します。家庭菜園で食費を削りたいと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

    【執筆者】夏目ミノリ
    山・畑持ちの元Webライター
    地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

    自給自足しているもの
    薬味(しそ、ねぎ)
    野菜全般
    果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど)
    ハーブ(ローズマリー、バジルなど)
    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

    「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

    【執筆者】夏目ミノリ
    山・畑持ちの元Webライター
    地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

    自給自足しているもの
    薬味(しそ、ねぎ)
    野菜全般
    果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど)
    ハーブ(ローズマリー、バジルなど)

    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

    「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

    目次

    家庭菜園は節約にならないの?…ずばりやる人しだい!

    野菜に囲まれた電卓と〇×のカード

    家庭菜園には、節約になるケースとならないケースがあります。

    節約になるケースは、少ない支出でたくさんの野菜を収穫できた場合。一方、節約にならないケースは支出に見合う収穫ができなかった場合です。

    会社経営と同じですね。商品が売れれば会社は儲かりますし、売れなければ赤字が続いてつぶれます。つまり、「家庭菜園は得なのか」という質問は「起業した人はみんなお金持ちなのか」と問うのと同じなのです。結局は栽培者しだいなので、節約になるかどうかは断言できません。

    では、どうすれば家庭菜園で節約できるのか…その答えを出すためには、節約にならない原因を理解し節約効果を得るためのコツを知ることが大切です。具体的にどうすればいいのか、次章から詳しく解説します。

    「家庭菜園は節約にならない」と感じる原因4つ

    木のテーブルに置いた100円玉

    家庭菜園で節約するために、まずは節約にならない原因を理解しておきましょう。

    原因1. 初期費用が高いから

    園芸用品が乱雑に置かれている

    家庭菜園には、プランター、土、肥料、種などさまざまな道具が必要です。初期費用がかかるため、「安く始められない=節約にならない」という考えにつながります。

    具体的にどれくらいの初期費用がかかるのか…ピンキリなので一概にはいえませんが、ざっくり見積もると10,000円くらいかかります。

    【ざっくり見積もりの内訳】

    • プランター:3,000円
    • 土:1,500円
    • 肥料:1,000円
    • 種:200円
    • ジョウロやスコップなどの園芸グッズ:4,000円

    合計:9,700円(約10,000円)

    10,000円もあれば、ちょっとした家電が買えたり固定費の一部をまかなえたりします。数百円の野菜を作るために10,000円以上の初期費用がかかっていては、費用対効果も低く感じられてしまいますよね。「家庭菜園をしても節約にならない」と思えてしまうのも納得です。

    ちなみに、筆者宅は20,000円以上かかっています

    原因2. ランニングコストがかかるから

    家庭菜園を続けるなら、当然ランニングコストもかかります。「初期費用だけ目をつむればいい」とはいかないので、定期的な支出に「コスパが悪い」「節約にならない」と感じてしまう人も多いようです。

    例えば、家庭菜園には以下のようなランニングコストがかかります。

    【家庭菜園におけるランニングコストの例】

    • 土代
    • 資材代
    • 種・苗代

    家庭菜園のランニングコストは、私たちの生活における食費や光熱費と同じです。ランニングコストをゼロにすることは難しいので、節約にならないと感じてしまうのも無理はありません。

    原因3. 労力に見合っていないから

    男性が土を掘っている

    数百円で買える野菜のために時間と労力をかけなければならないのも、「節約にならない」といわれる原因のひとつです。

    野菜や果物が収穫できるようになるまでには、時間と労力がかかります。早く収穫できる野菜でも1ヶ月前後はかかりますし、畑を耕したり土作りをしたりするのも大変です。これだけの時間と労力をかけなくても、スーパーで数百円出せば野菜は買えるので、家庭菜園をしても節約にならないといわれます。

    原因4. 栽培が失敗することもあるから

    残念ながら、野菜や果物を育ててもうまく育たないことがあります。お金をかけて家庭菜園の準備を整えても、結果的に収穫までいけなければ意味がありません。まるでお金と時間をドブに捨てたような気持になってしまうので、家庭菜園をしても「節約にならない、むしろ損」と感じてしまう人もいるようです。

    家庭菜園の節約効果を高めるコツ7選

    コンクリートの上に複数のプランターが置かれている

    家庭菜園で節約するのは簡単ではありません。初期費用やランニングコストなどでどうしてもお金がかかりますし、収穫できるようになるまで野菜を管理するのも大変です。

    しかし、工夫をすればお金をかけない家庭菜園はできます。やり方しだいでは、食費が浮くほどの節約効果を得られますよ。ここでは、家庭菜園で正しく節約効果を得るコツを紹介します。

    コツ1. 必要以上の買い物をしない

    あくまで目安ですが、家庭菜園の初期費用は大体10,000円くらいです。家庭菜園グッズの質にこだわりすぎたり使わないものまで買ったりすると、初期費用はもっと高くなります。収穫した野菜で初期費用をペイできるまでに時間がかかるので、家庭菜園が軌道にのるまでは支出を抑えましょう。

    実は、家庭菜園の道具は必要最低限のものだけに抑えると5,000円もかかりません。100均のガーデニンググッズやおうちにあるものを上手に活用すれば、もっと安く抑えられます。

    下記の記事で必要最低限の道具を紹介しているので、まだ家庭菜園グッズを購入していない人は、ぜひ参考にしてください。

    コツ2. 資材を自作する

    ヒッポコンポストのふたを開けた様子

    堆肥や肥料など、家庭菜園に使える資材を手作りするのもおすすめです。

    資材はランニングコストのひとつで、種類も多く買いそろえると結構なお金がかかります。しかし、資材を手作りすれば、家庭菜園をお得に続けられますよ。

    我が家はコンポスト堆肥、腐葉土などを自作しています

    とくに、コンポスト堆肥は家庭の生ごみを有効活用できるうえに、土壌改良にも使えて便利です。最近は生ごみで簡単に堆肥作りができる生ごみ処理機も販売されているので、ぜひチャレンジしてみてください。

    コツ3. 土を再利用する

    古い土が入ったプランターが2個並んでいる

    プランターの土は、適切に処理すれば再利用できます。新しい土を買うのはランニングコストがかかるので、土はどんどん再利用しましょう。

    筆者も土をリサイクルして家庭菜園しています

    コツ4. 再生栽培(リボベジ)する

    豆苗の再生栽培

    再生栽培(リボベジ)は、一度収穫した野菜の根を水につけたり土に植えたりして再び育てる方法です。豆苗や葉ねぎが身近でしょうか、水を張ったコップに根をつけている家庭をよく見かけますね。

    リボベジで使うのは、捨てる予定の野菜の根やヘタです。実質、野菜1個の値段で2個買っているようなものなので、節約効果を実感しやすいですよ。

    コツ5. コスパが高い野菜・果物を育てる

    ボウルに入っている山盛りのレタス

    何を育てるかによって、コスパの良し悪しが変わります。節約になる野菜を中心に育てれば、比較的早く節約効果を実感できるでしょう。

    【節約になる野菜・果物の例】

    • レタス
    • じゃがいも
    • さつまいも
    • ピーマン
    • きゅうり
    • ミニトマト
    • エンドウ
    • ニラ
    • レモン
    • キウイ

    基本的に、たくさん実るものや何度も生えてくるものはコスパが高いです。

    例えば、じゃがいもやさつまいもは、ずるずる~っと長い苗にたくさんの実がつきます。ピーマンやマメ科の野菜も、上手に育てれば100個以上収穫できることもありますよ。

    収穫できる量や継続的に収穫できるものに注目すると、食費を削りやすくなります。節約のために家庭菜園に挑戦する人は、ぜひコスパが高い野菜・果物を育ててください。

    コツ6. 難易度が低い野菜を育てる

    鈴なりのミニトマト

    せっかく野菜・果物を育てても、うまく育たなければ節約効果はゼロです。慣れていないうちは、できるだけ難易度が低い野菜を育てましょう。

    難易度が低い野菜・果物の例

    • 小松菜
    • レタス
    • ほうれん草
    • バジル
    • ニラ
    • エンドウ
    • ミニトマト
    • ブルーベリー
    • ブラックベリー

    食べたい野菜・果物を育てるのは、家庭菜園に慣れてからにするのがおすすめです。まずは育てやすい作物からチャレンジし、成功体験と節約効果の実感を得てからステップアップしていきましょう。

    コツ7. 挿し木で増やす

    挿し木用のレモンを水につけている

    果樹やハーブの苗は、新しい木を買わなくても挿し木で増やせます。苗木代をかけずに収量を増やせるので、お得に家庭菜園ができますよ。

    筆者も、レモンやローズマリーなどを挿し木で増やしています

    ただし、苗木のなかには種苗法で挿し木・接ぎ木による増殖が禁止されているものもあります。なんでも増殖していいわけではないので、注意してくださいね。

    家庭菜園で節約効果を得るための心構え

    男性がレタスを収穫している

    家庭菜園を「節約にならないもの」から「節約になるもの」に変えるためには、家庭菜園に対する考え方を改める必要があります。節約効果を得るうえで重要な心構えを3つ紹介しますね。

    心構え1. 長い目で見る

    淡い水色時計の周囲に植物が添えられている

    家庭菜園は、作物が育ってやっとお得感を実感できるものです。急いで節約効果を得ようとするのではなく、長い目で見ることを心がけてください。

    勉強もビジネスも、何事も積み上げていくことが大切です。よくビジネス業界で、利益を得るための仕掛けを「種まき」、成果につなげることを「刈り取り」といいますね。まさに家庭菜園も同じで、種まきの段階で節約効果を求めても仕方がありません。

    作物の刈り時を迎えれば、きちんと節約効果を実感できます。焦らず、長期的に家庭菜園を続けてみましょう。

    心構え2. おしゃれを捨てる

    窓際に並んでいる複数の水耕栽培

    家庭菜園において「節約」が最重要目的であれば、「おしゃれ」を求める心は捨ててください。園芸グッズでデザインにこだわりすぎると、どんどん支出が増えてしまいますよ。

    例えば、プランターのなかには1個10,000円以上するものもあります。そんな高級プランター、何個も買えませんよね…。

    大切なのは目的を見失わないことです。節約したい人にとっての家庭菜園はおしゃれを楽しむことではないので、道具選びではコスパを重視しましょう。

    プランターの例でいえば、不織布プランターがおすすめですよ
    1個あたり数百円で買えますし、使いやすさもバツグンです
    筆者宅もヘビーユースしています

    心構え3. 無駄を作らない

    芽が出てきた野菜たち

    日常生活の節約と同じで、家庭菜園でも無駄を作らないことを意識しましょう。

    例えば、野菜栽培中に行う「間引き」。野菜たちが栄養を取り合わないように、適度に株数を減らす作業ですね。間引きで抜いた間引き菜も立派な野菜です。雑草と一緒にポイッと捨ててしまう人もいますが、間引き菜がたくさんあれば一品作れることもあります。

    家庭菜園で生じる「もったいない」を減らすことで、支出の削減が可能です。節約効果も得やすくなるので、無駄を作らない考え方はとても大切ですよ。

    やり方しだいで家庭菜園は「節約にならない」から「節約になる」に!

    家庭菜園は、やり方を間違えると節約になりません。「初期費用を回収できない」「労力に見合っていない」などの不満がたまり、家庭菜園を続ける意味も見い出せなくなってしまうでしょう。

    しかし、やり方を正せば家庭菜園は節約になります。本記事で紹介した節約効果を高める方法と心構えを十分理解して、節約になる家庭菜園を築いていきましょう。

    ※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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