節約目的で家庭菜園をするなら、元が取れる野菜を育てたいですよね。
そこで本記事では、節約効果が高く元が取りやすい野菜を10種類紹介します。「とりあえず植えとけ!」と推せる野菜ばかりなので、節約したい人はぜひ参考にしてください。
ただし、「この野菜なら絶対に損はしない!」と断言できるものはありません。たとえ節約になる野菜でも、育て方を間違えたり費用をかけすぎたりすれば元を取るのは困難です。
本記事では、一般的に元が取れるといわれている野菜と、筆者が育ててみてコスパ最強だと感じた野菜を紹介します。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
元が取れるという実感は人によって異なる

あなたは、どういった状況になれば「家庭菜園で元が取れた」といえますか?スーパーの野菜よりも安く作れたら?栽培にかかったコスト以上に食費が削れたら?
実は、元が取れたと判断するポイントは人によって異なります。ゴールが定まっていないと育てるべき野菜も分からないので、まずはあなたが「どうすれば元が取れたと感じられるのか」を明確にしましょう。
具体的に、家庭菜園で節約効果を感じるポイントには以下の3つがあります。
- 1株でたくさん収穫できたら
1株にたくさんの実をつける野菜・果物は、かかった経費以上の利益を生み出します。視覚的にも満足感を得やすいので、元が取れたと実感できるでしょう。 - 何度も収穫できたら
一度植えると2年以上収穫できる「多年草野菜」は、種や苗を用意する頻度が少なく済みます。経費を浮かせられるので、元が取りやすいですね。 - 単価が高い野菜を収穫できたら
薬味系やハーブ系はスーパーでの販売価格が高めなので、家庭菜園で作れば高い節約効果を実感できます。
おおざっぱにいえば、「収量・低コスト・高単価」です。どの路線で節約効果を狙っていくかを決めると、おのずと育てるべき野菜も見えてきますよ。
【目的別】元が取れる野菜10選

元が取れたと実感できるポイントが分かったら、目的に合った野菜を育てましょう。
- 1株でたくさん収穫できる
- 一度植えたら何度も収穫できる
- 市販だと単価が高い
上記3つの目的ごとに、元が取れるおすすめ野菜を紹介します。
【1株でたくさん収穫できる】元が取れる野菜4選
1株でたくさん収穫できるとは、すなわち収量が多い野菜です。たくさん実をつけてくれるコスパ最強の野菜を4つ紹介します。
ミニトマト

ミニトマトは、家庭菜園の定番野菜です。うまく育てられれば1株で100個以上の実をつけるので、元を取るにはぴったりですよ。収穫時期を迎えてからも新たな花が咲き、連続的に収穫できる点も魅力的です。
ミニトマトの栽培難易度は低いので、気軽に育てられます。よく小学生が学校でミニトマトを植えることがありますよね。小学校の授業に使えるほど挑戦しやすい野菜なので、家庭菜園初心者さんもぜひトライしてみてください。

売り物にする場合や、品種によっては難易度がグッと上がりますが、家庭用であれば身構えなくても大丈夫ですよ
「ステラ」は甘くておいしいので、個人的におすすめの品種です。ぜひ育ててみてください▼
じゃがいも
じゃがいもも、1株にごろごろっとたくさんできますよ。
収穫量だけでなく、経費の観点でも元が取りやすいです。種芋が1個100~200円ほどで売られているので、半分に切って植えれば約50~100円ほどで大きな株が育ち、たくさんのじゃがいもができます。
じゃがいもは畑で作るイメージが強いですが、プランター栽培も可能です。畑がない人も、前向きに挑戦してくださいね。
リーフレタス


リーフレタスは、外側の葉を取るように収穫することで長期的に楽しめるコスパ最強野菜です。株ごと取らなければ、花が咲くまでは収穫し続けられますよ。
生育面でもリーフレタスは魅力的で、虫がつくことが少なく、お世話にも手がかかりません。育てやすいという意味でも、リーフレタスはおすすめできる野菜です。
我が家はよくサニーレタスを育てて鬼収穫しています。種が多い&安いのもうれしいところです▼
エンドウ


さやえんどうやスナップエンドウといったマメ科の野菜も、収量が多くておすすめです。
ちなみに筆者は、収穫時期をすぎてかたくなったスナップエンドウから豆だけを取り出し、グリーンピースとして楽しんでいます。違う食材に派生させられるところでも、コスパのよさを感じますね。
スナップエンドウは基本的に秋まきですが、幸姫は夏まきが可能です。「秋は種まきの時期で忙しいから、できるだけ早めにまける品種で労力を減らしたい」という人におすすめですよ▼
【一度植えたら何度も収穫できる】元が取れる野菜3選
一度植えたら何度でも収穫できる多年草野菜は、種・苗代を節約できるだけでなく、植え付けの手間も節約できます。食費節約を目的としている人はもちろん、タイパを重視したい人にもおすすめですよ。
アスパラガス
アスパラガスは、収穫後も新たな芽を出してくれる野菜で長期的に栽培できます。「10年以上収穫できる」という声もあるほどなので、毎年苗を用意するのが面倒くさいという人におすすめです。
よくよく考えると、スーパーのアスパラガスって高いですよね。筆者の近所にあるスーパーでは、2~3本の束が198円、298円くらいで売られています。単価が高い点でも、アスパラガスは元が取れる野菜といえるでしょう。
ニラ
ニラは切っても切っても生えてくる強い野菜です。延々と収穫できるので、植えておいて損はありません。
栽培方法に関していうと、ニラはほぼほったらかしでも育ちます。ズボラな人や忙しくて小まめに野菜のお世話ができない人でも、気軽に育てられるでしょう。



筆者宅の近くには野生のニラが生えています
一切お世話をしていませんが、毎年元気に育って我が家の食費節約に貢献してくれていますよ
いちご
いちごは多年草野菜で、収穫した後も育ちます。最初の苗(親株)から子株を作る特性があるので、子株を育てて量産することも可能です。
ただし、いちごは病害虫の影響を受けやすく、親株をそのまま育ててもおいしいいちごができない可能性があります。長くいちごを楽しむためには、「親株ではなく子株を育てる」「植え替えてケアする」などの対策が必要です。
いちごは単価も高いので、上手に育てればプランター栽培でも元が取れるでしょう。
【市販だと単価が高い】元が取れる野菜3選
市販だと単価が高い野菜は、薬味系やハーブ系に多い傾向があります。ここで紹介する野菜は収量も期待できるので、ぜひ栽培してみてください。
シソ


シソは1株にたくさんの葉がつき、放っておけば種を落として勝手に育つお手軽中のお手軽野菜です。しかし、スーパーでの販売価格は、わずか10枚で100円以上。収量が多いわりに高単価なので、元を取りやすいですよ。
バジル


バジルの市場価格は、50gで200~250円ほど。百貨店や大手スーパーで販売されていることが多く高級なイメージがありますが、バジルは生育旺盛で短期間でもわさわさっと育つハーブです。摘心すれば、脇芽が育ってさらに収量も上がります。
なぜ市場価格が高いのか謎なほど簡単にたくさん育つので、節約効果を求める人はぜひ育ててみてください。
スイートバジルは、料理に使いやすくておすすめです。我が家も育てていますよ▼
葉ネギ(小ネギ、万能ネギ)


葉ネギは多年生の野菜で、切り落とした根を水につけておくとリボベジ(再生栽培)できます。何度でも伸びてくれる野菜でありながら、スーパーでは1束200円となぜか単価が高いので、元を取りやすいですよ。
家庭菜園で元を取るには「長い目で見ること」が大切!


節約目的で家庭菜園をするとき、やってはいけないのが「時給換算」です。野菜が育つまでには時間がかかるので、元が取れたかどうかをすぐに実感することはできません。もし時給換算してしまうと、多くの人が「節約にならない」と感じてしまうでしょう。
家庭菜園で元が取れるのは、早くて2年目くらいからです。節約のために家庭菜園を始めるなら、「今から家庭菜園を始めて節約できるか」ではなく「今後節約になるか」で見ることが大切ですよ。
元が取れる野菜で家計に優しい家庭菜園を
家庭菜園において、筆者がおすすめする「元が取れる野菜」は以下の10種類です。
【元が取れる野菜10選】
- ミニトマト
- じゃがいも
- リーフレタス
- えんどう
- アスパラガス
- ニラ
- いちご
- シソ
- バジル
- 葉ネギ
ただし、元の取り方が野菜によって異なるので、目的に合わせて野菜を選ぶことが大切です。「いっぱいあってどれを育てたらいいのか迷っちゃう…」という人は、下記の記事でコスパ最強野菜を厳選しているので、そちらも参考にしてください。
短期間で「元が取れた」と実感を得るのは難しいですが、将来的には大きな節約効果を実感できるでしょう。長い目で見て、家計に優しい家庭菜園を目指してくださいね。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。





