「家庭菜園に化学的なものを使いたくない!」…そんな自然派の人にとって、有機栽培はとても魅力的ですよね。化学に頼らず育つ野菜を見て自然の素晴らしさを実感できますし、収穫した野菜は安心して食べられます。家庭菜園をするなら、有機栽培で野菜作りをしてみたいと思っている人もいるでしょう。
そこで本記事では、家庭菜園でもできる有機栽培の土作りを紹介します。
筆者も有機栽培をしている家庭菜園者の1人です。土の作り方に加えて、実際の配合や使っている道具・資材もすべてお伝えするので、有機栽培をやってみたい人はぜひ参考にしてください。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
家庭菜園の土作りは料理のようなもの

筆者は常々「土作りって料理みたいだな」と感じています。
「味が薄いから塩を入れよう」
「風味づけに醤油を少し加えよう」
土作りもそんな感じです。粘土質な土に通気性が上がるもみ殻くん炭を加える、酸性土壌を好む作物のためにピートモスを混ぜるなど、土壌や作物に合わせて適切な資材を混ぜます。

いってみれば、土が食材、資材が調味料ですね
そうはいっても、有機栽培というとより難しそうに聞こえてしまいますよね。
こちらも料理で例えると分かりやすいでしょうか。有機栽培向けの土は手作り料理です。土という食材に資材という調味料を混ぜて、作物好みの土に仕上げます。
では、ホームセンターでよく見かける培養土は何なのか。培養土にはあらかじめいろんな資材が混ぜ込まれているので、ほかの資材を混ぜなくてもすぐに野菜作りが始められます。料理でいえば、レトルト食品や冷凍食品のようなものですね。
有機栽培向けの料理は手作り料理、培養土はレトルト食品や冷凍食品
手軽にできるのは培養土です。有機の土作りは、土の状態を見ながら資材の量を調整しなければならないので、初心者さんには少しハードルが高いと思います。
しかし、家庭菜園上級者でないとできない技ではありません。材料さえあれば誰でも挑戦できるので、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。
【プランター】有機栽培向け土の作り方


プランターで有機栽培をする場合に必要な材料と作り方を紹介します。
材料
プランター有機栽培の土作りでは、以下の土・資材を使います。
【プランター有機土の内容】
- 山の土(畑の土、無肥料の土でもOK)
- 銀の土
- ピートモス
- 腐葉土
- 木灰
- もみ殻くん炭
- 堆肥
- ココピート
まだ持っていないものがあれば、ここでそろえちゃいましょう。
無肥料でふかふかのいい土です。筆者宅も愛用しています▼
ピートモスは家庭菜園で使用頻度が高い資材なので、多めに持っておいて損はないですよ▼
腐葉土は、安全性の高い国産&完熟のものがおすすめです▼
木灰は通販でゲットできます。薪ストーブがない・キャンプをしないなどで灰の調達が困難な人も安心してくださいね▼
カネアさんの資材は安全性が高くておすすめです▼
こちらは、動物性と植物性の素材をバランスよく配合していて人気の堆肥です▼
ココピートはわりといろんなことに使えて便利なので、筆者は大容量でコスパがいいこちらを購入しています▼
作り方


プランター用の土作りは、初回と2回目以降で少し内容が変わります。


まず、初回の土作りから解説しますね。山の土(もしくは畑の土)は、かたかったり通気性が低かったりします。そこで必要なのが調整作業です。初めて土作りをする際は、土をふかふかにするためにピートモスと腐葉土を加えて土のベースを整えてください。
ベースができたら、次は野菜が快適に育つように土を調整していきます。筆者は、カネアが販売している銀の土、木灰、もみ殻くん炭、堆肥で調整していますよ。配合の割合は、ベースの土:銀の土:その他=7:1:2くらい。すべて容器に入れ、空気を含ませるようにスコップで混ぜたら完成です。


2回目以降は、使い終わった土を再利用します。初回で土のベースを整えているので、木灰でpHを調整したり堆肥で肥料効果を付加したりするくらいでOKです。
基本的にこのやり方で何回も土を再利用できますが、時間が経つと土の中で資材が分解されて土質が変わります。
「今まで土がふかふかだったのに、かたくなった気がする」
「水はけが悪くなった」
そう感じた場合は、銀の土、もみ殻くん炭、ココピートなどの水はけアップ効果のある資材を追加して調整しましょう。



「何を追加すればいいか分かんないよ」ってときは、銀の土を入れておけばOKです


堆肥について、筆者宅は自家製のコンポスト堆肥を使っています。生ごみから作る堆肥は、栄養たっぷりで野菜がよく育つのでおすすめですよ。
コンポストの設置は場所と手間がかかって大変ですが、生ごみ処理機を使えばハードルはグッと下がります。補助金を使ってお得にゲットして、手作り堆肥にチャレンジしてみましょう。
【畑】有機栽培向け土の作り方


畑で有機栽培にチャレンジする際の土作りを紹介します。
畑とひと口にいっても、土の質は地域によってさまざまです。ここで紹介する土作りは、あくまで筆者宅の粘土質な土壌に適した方法であり、その他の土壌にも対応できるとは限りません。
まるっと真似するのではなく、どのように土を調整していくのかというポイントを押さえてご自宅の土壌に合った土作りをしてくださいね。
材料
畑で有機栽培をする場合、土の調整で以下の資材を使います。
【地植え有機土の内容】
- 腐葉土
- 木灰
- もみ殻くん炭
持っていないものがあれば、ここでそろえておきましょう。
腐葉土は、安全性の高い国産&完熟のものがおすすめです▼
木灰は通販でゲットできます。薪ストーブがない・キャンプをしないなどで灰の調達が困難な人も安心してくださいね▼
カネアさんの資材は安全性が高くておすすめです▼
作り方


開墾したばかりの土と何度か野菜作りをした土とでは、土作りの内容が少し異なります。
筆者宅の畑は粘土質です。水はけをよくして通気性を高めないと野菜が作りにくいので、最初は水はけアップ効果がある腐葉土ともみ殻くん炭を混ぜています。そして、pH調整のために木灰を入れて完了です。
何度か野菜を育てて土がやわらかくなり始めたら、腐葉土は入れず木灰ともみ殻くん炭だけを入れて土作りをします。



もともと粘土質でない土なら、最初から腐葉土はなくていいと思います
ちなみに、筆者宅は有機栽培+無肥料栽培の家庭菜園をしています。プランター栽培では土の量が少なく微生物に甘えられない関係で堆肥を入れますが、畑では微生物にしっかり働いてもらうために堆肥を入れません。
「別に無肥料じゃなくてもいいよ」「畑に栄養があるか不安…」という人は、堆肥も入れておくといいでしょう。
材料をそろえて有機栽培の土作りをやってみよう!
有機栽培というと、なんとなく難しく感じる人もいるでしょう。しかし、土壌や作物に合った土がどんなものかをきちんと見極めて適切な資材を使えば、あとは混ぜるだけで簡単にできます。
しかも、有機栽培の土には余計なものが入っていないので、使い終わった土もちょっとした調整をするだけで再利用できるメリットもあります。
材料をそろえるのが少し大変かもしれませんが、一気に買い揃えればあとは料理と同じように土に味付けをしていくだけです。あまり難しく考えず、前向きにチャレンジしてみてください。
「やっぱり有機の土作りは難しそう…」という人には、カネアの金の土がおすすめです。放射能測定済みで安全性抜群!自然素材のみで作られた有機の培養土なので、自力で土作りをしなくても手軽に有機栽培ができます▼
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。



