間引きに対し、もったいないと感じてしまう人は少なくありません。
「せっかく発芽したのに、抜いちゃうなんてもったいない」「生きているのに間引くなんて、良心が痛む」…よく分かります。筆者も、もったいない精神から間引けないことがしばしばありますよ。
しかし、もったいないからと間引きをしないでいると、逆に損をしてしまうケースもあります。そこで本記事では、間引きの重要性ともったいないと感じたときの対処法をお伝えしますね。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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「もったいない」と思っても間引きをする理由

間引きをするのは、野菜を元気に大きく育てるためです。なぜ枯れていない苗・株をはずしてしまうことが野菜の生育に役立つのか、具体的なメリットをまとめました。
【間引きのメリット】
- ムラなく光が当たり光合成しやすくなる
- 風通しがよくなり病害虫リスクを軽減できる
- 栄養の取り合いを防ぎ野菜が大きく育つ
- 株間が開いていることで作業がしやすくなる
- 隣の株に当たって茎が折れたり葉が破れたりすることが減る
もし「もったいないから」と間引きをせずにいると、野菜の健全な生育を妨げることになり逆に損です。
やっと芽を出した苗や大きくなってきた株を間引くことに抵抗があるのは分かります。しかし、野菜を元気に大きく育てるためには間引きは必要です。
もったいなくて間引けない場合の対処法

間引いた方がいいと分かっていても、大きくなっていく野菜たちを見ていると、やっぱり「もったいない」と思ってしまいますよね。
そこで、もったいないと躊躇したときの対処法をお伝えします。
対処法1. 堆肥にする

一番おすすめの対処法は、間引き菜を堆肥にすることです。茎や葉だけでなく、食べられない根っこまで資源として有効活用できるので、もったいないと感じる気持ちをグッと減らせるでしょう。

筆者は生ごみと一緒にコンポストに入れたり、肥料代わりで果樹の株元にまいたりしていますよ
最近は、生ごみ処理機で簡単に手作り堆肥ができます。間引き菜を有効活用しつつ生ごみも減らせて一石二鳥なので、ぜひ自家製堆肥にチャレンジしてみてください。
生ごみ処理機は補助金対象となることも多いので、お住いの自治体の助成金もチェックしておきましょう▼
対処法2. 間引き菜を食べる


間引き菜は食べられます。間引き菜を食材のひとつとしてカウントすれば、もったいないと感じる気持ちがラクになるでしょう。
余談ですが、筆者宅ではある程度大きくなった間引き菜しか食べません。販売されている種は、多くが薬剤で消毒されています。小さい苗にはいくらか薬剤が残っている可能性があるので、安全のために薬剤の心配をしなくてもいいくらい大きくなってから食べるようにしていますよ。



とくに1回目の間引きでとったものは絶対に食べません
とはいえ、実際のところ苗に薬剤が残っているかどうかは分かりません。あくまで気持ちの問題だということをご承知おきください。
対処法3. 間引いた苗を別の方法で育てる


間引いた苗・株を無駄にしたくないなら、間引く前とは別の方法で栽培し直してみるのもひとつの手段です。



例えば、プランター栽培で間引いたものを水耕栽培してみたり、畑で間引いたものをプランターに植えたりなどですね
苗の移植によって栽培が成功するかどうかは分かりません。ネット上でも賛否両論があり、「ちゃんと育つ」という肯定派もいれば、「育つとは思うが大きくならない」という否定派もいます。どう育つかは間引き菜の状態ややり方次第なので、どちらが正解とはいえません。しかし、大きくならなくてもある程度は育つ可能性があるなら、やってみる価値はありますよ。
「間引きはもったいない」はもったいない!
間引きについて、まだ生きている苗・株を抜いてしまうのはもったいなく感じるものです。しかし、間引きは野菜を元気に育てるための大切な作業なので、もったいないからやらないのは逆にもったいないですよ。
幸い、間引き菜は堆肥にしたり料理に使ったりと有効活用できます。間引いたからといって決して無駄にはならないので、もったいないと考えず必要なときはしっかり間引きましょう。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


