よくあるコンポストの失敗3選!原因・修正・対策をまるっと紹介

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    生ごみを入れるコンポストは、失敗がつきものです。「なんか嫌なにおいがする!」「全然土っぽくならないんだけど」…こうした失敗談をよく耳にします。

    そこで本記事では、コンポストでよくある失敗例と、原因・修正・対策をお届けします。コンポスト成功への近道として、どういった失敗があるかを事前に理解しておきましょう。

    「コンポストに失敗しそうでこわい…」という人には、生ごみ処理機がおすすめです。

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    【執筆者】夏目ミノリ
    山・畑持ちの元Webライター
    地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

    自給自足しているもの
    薬味(しそ、ねぎ)
    野菜全般
    果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど)
    ハーブ(ローズマリー、バジルなど)
    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

    「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

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    目次

    「コンポストの失敗」ってどういう状態?

    ふたが閉まっているヒッポコンポスト

    具体的にどういった状態がコンポストの失敗かというと、「投入した生ごみが正しく処理されなかったら」です。家庭菜園をしている人であれば、「堆肥として使える状態でなくなったら」ともいえますね。

    コンポストは、微生物の働きによって生ごみを分解させる容器です。正常に機能すれば生ごみは姿を消し、土壌改良に使える堆肥となります。エコなごみ処理方法として推奨されており、コンポスト導入のために助成金制度を設ける自治体もありますよ。

    しかし、失敗すると生ごみは分解されず堆肥化もできません。単なる大きなごみ箱と化し、「これなら普通にごみ箱に捨てればよかった…」という後悔につながります。そういった失敗を防ぐためにも、あらかじめ失敗例を知っておくことは重要です。

    コンポストに失敗しても修正できるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね

    【早見表】コンポストの失敗例と原因・修正・対策

    コンポストの失敗例は、多くが「悪臭がする」「虫がわく」「分解できていない」の3つです。各失敗例の原因・修正・対策を下記の表にまとめました。

    スクロールできます
    失敗例原因修正対策
    悪臭がする酸素が足りていないから
    捨ててはいけないものを入れているから
    土をかきまぜ空気を供給する
    コンポスト内の水分量を調整する
    定期的にコンポストの土を混ぜる
    適切な水分量を見極める
    腐敗しやすい生ごみを入れない
    虫がわくコンポストの気密性が低いから
    腐敗しやすい生ごみを入れているから
    土を炎天下に置く
    土を一部除去する
    防虫剤を使う
    虫がわきにくいコンポストを使う
    虫がわきやすい生ごみを投入しない
    分解できていない微生物の働きが弱いから
    生ごみの量と質が悪いから
    コンポスト内の環境を改善する
    コンポストから取り除く
    生ごみの量を調整する
    大きい生ごみは細かく切る
    適切な環境を守る

    ここからは、各失敗例についてより詳しく解説していきます。修正・対策に使えるアイテムも紹介するので、コンポスト関連商品の買い物にも役立ててくださいね。

    コンポストの失敗例1. 悪臭がする

    袋に入ったコンポスト堆肥

    コンポストには生ごみを入れるので、失敗すると強い悪臭を放ちます。一方で、成功すれば土のようなにおいになり、生ごみの不快なにおいはしません。

    なぜこういった違いが出るのか、原因・修正・対策を順番に解説します。

    原因

    コンポストから悪臭がする原因は、以下の2つです。

    • 酸素が足りていないから
    • 捨ててはいけないものを入れているから

    生ごみを分解してくれる微生物は、酸素を使って働きます(好気性分解)。好気性分解によってできたものは、土によく似たにおいになるので、本来は生ごみの嫌なにおいはしません。

    しかし、コンポスト内に酸素が足りていないと「嫌気分解」に変化し腐敗臭を放つようになります。よく「酸っぱいにおい」と表現されますね。つまり、酸素の有無がにおいに影響を与えているのです。

    もうひとつ、何を捨てているかも重要ですよ。微生物が生ごみを分解するには時間がかかるので、それまでに生ごみが腐敗してしまったら嫌なにおいがしてきます。とくに、腐りやすい動物性食品や水分が多い残飯類は要注意です。

    修正

    コンポストから嫌なにおいがしてくる主な原因は「酸素不足」と「生ごみの腐敗」の2つなので、各原因に合った修正が必要です。どちらの原因で悪臭がするかを見極めて、適切に対処しましょう。

    【酸素不足が原因の場合】

    コンポスト内をかき混ぜて、土に空気を含ませます。土が湿りすぎていると酸素を取り入れにくくなるので、もしも土がべちゃっとしていれば、水分調整も行ってください。水分調整剤として、細かく切った枯草、米ぬか、ピートモスなどを使うのがおすすめですよ。

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    【捨てるものが原因の場合】
    すでに土の中で腐敗菌が広がっている可能性があるので、悪臭が気にならなくなる程度に土を除去しましょう。かさが減るので、追加で土(庭の土や黒土など)を入れ、コンポスト再スタートの準備を整えます。消臭効果があるコーヒーかすを混ぜ込むのもおすすめですよ。

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    対策

    ここからは、コンポストの悪臭対策を3つ紹介します。

    【定期的にコンポストの土を混ぜる】

    たまにでいいので、コンポストの中を混ぜてあげてください。土を混ぜて酸素を供給することで、悪臭を生み出しにくくなります。

    【適切な水分量を見極める】
    微生物が活動しやすい環境を整えるためには、適度な水分が必要です。目安は、土をぎゅっと握ったときになんとなく塊になってからパラパラっと崩れるくらい。水気が少なければジョウロで水をかけ、逆に水気が多ければ枯草、米ぬか、ピートモスなどを混ぜましょう。

    【腐敗しやすい生ごみを入れない】
    コンポストに腐敗スピードが速い生ごみを入れるのは避けましょう。代表的なものは、肉・魚といった動物性のものと、水分が多い残飯です。このほかにも、コンポストに向いていない生ごみがいろいろあるので、下記の記事も参考にしながら生ごみを分別してくださいね。

    コンポストの失敗例2. 虫がわく

    緑色のコンポスト

    虫問題も、コンポストに多い失敗です。具体的な原因、修正、対策を解説します。

    原因

    コンポストに虫がわく原因は、主に以下の2つです。

    • コンポストの気密性が低いから
    • 腐敗しやすい生ごみを入れているから

    コンポストのふたが開いていたり、容器に穴が開いていたりすると虫が侵入します。とはいえ、コンポストは適度に通気性が必要なので、密閉するのもよくありません。

    「隙間があると虫が入る。でも、密閉するとコンポストににおいや湿気がこもっちゃう…さて、どうしたものか」…難しいところですね。

    もうひとつの原因が、生ごみそのものです。室内でも、生ごみを放置しているとコバエやゴキブリが寄ってきますよね。同様に、コンポストも腐敗しやすい生ごみが入っていれば虫がわきやすくなります。

    修正

    すでに虫の棲み処と化してしまったコンポストも修正可能です。具体的なやり方を2つ紹介します。

    【土を炎天下に置く】

    土を炎天下に置くことで、コンポスト内の虫を死滅させられます。やり方は、コンポストの土をビニール袋に入れ、口をしばって炎天下に1~2日間置いておくだけです。行き場を失った虫が熱で死滅し、もれなく死滅した虫を微生物が食べてくれます。

    【土を一部除去する】
    「ウジ虫がわいているのに、無視するなんてできない…!」という人は、土の一部を除去しましょう。完璧に駆除するのは難しいですが、見える部分に虫がいないだけでも気分が違ってくるはずです。

    対策

    ここからは、コンポストの虫対策を紹介します。

    【防虫剤を使う】

    コンポストの虫に悩んでいる人のために、専用の防虫剤が販売されています。以下2つの商品は、防虫に加えてコンポストの防臭も可能です。安全な素材で作られているので、安心して使えますよ。

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    【虫がわきにくいコンポストを使う】
    コンポストのなかには、虫がわきにくい構造のものがあります。「虫対策ができるコンポスト+防虫剤」という強力なプロテクターを用意すれば、虫の遭遇率もグッと下げられるでしょう。

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    【虫がわきやすい生ごみを投入しない】
    動物性の生ごみと植物性の生ごみでは、圧倒的に動物性のものに多くの虫が寄ってきます。腐敗が早くにおいも強いので、コンポストには入れないようにしましょう。

    コンポストの失敗例3. 分解できていない

    ヒッポコンポストのふたを開けた様子

    コンポストが正しく機能していないと、生ごみを分解できず失敗に終わります。なぜ分解できないのか、原因・修正・対策を順番に見ていきましょう。

    原因

    コンポストで生ごみを分解できない原因は、以下の2つです。

    • 微生物の働きが弱いから
    • 生ごみの量と質が悪いから

    生ごみを分解してくれるのは微生物なので、そもそも微生物の数が少なかったり働きが弱かったりすると、分解能力が下がって生ごみが進みません。生ごみ処理を円滑に進めるためには、微生物にとって快適な環境を用意してあげることが重要です。

    微生物が減る・弱まる原因には、コンポスト内に塩分が多いものがある、水気が少ない、温度が低いなどがあります

    そして、生ごみの量と質も分解スピードに影響します。生ごみの量が多すぎたり微生物が分解できないものが入っていたりすると、コンポスト内に生ごみが残ってしまいますよ。

    修正

    形が残ってしまっている生ごみはどうすればいいのか、修正方法を紹介します。

    【コンポスト内の環境を改善する】

    微生物が活発に働けるような環境を整えてあげると、分解スピードが上がりますよ。例えば、発酵促進剤を使ったりコンポスト内の水分量を適切に調整したりするといいでしょう。

    下記の発酵促進剤は、微生物のエサとなる米ぬかが入っていたり防臭効果があったりするので、分解を促進しつつ悪臭対策もできておすすめです。

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    【コンポストから取り除く】
    いつまでも分解されない生ごみがあれば、除去してしまうのも手ですよ。

    時間をかけて分解されるものであれば放置していてもいいですが、分解できないものはどんなに時間をかけてもそのままです。「これはダメかも」と思うものがあれば、見つけ次第取ってしまいましょう。

    対策

    生ごみをきちんと分解するにはどうしたらいいのか、具体的に紹介します。

    【生ごみの量を調整する】

    生ごみの量が多すぎると、分解に時間がかかります。一度に大量に生ごみを投入するのではなく、きちんと土に埋められる程度の量にしておきましょう。

    目安はコンポストサイズによってさまざまなので一概にはいえませんが…筆者は大体両手に収まるくらいの量にしていますよ。掘った穴に全部収まって、土もしっかりかぶさるくらいに抑えておくことで、悪臭や害虫対策もできます。

    生ごみの量が多すぎてコンポストが追いついていないなら、生ごみを一部冷凍して別日に捨てたり、コンポストを増やしたりといった対策も検討してください


    【大きい生ごみは細かく切る】
    野菜や果物の皮など、大きい生ごみは小さくカットしておくのがおすすめです。微生物が触れる表面積が増え、分解効率も上がります。

    【適切な環境を守る】
    微生物が働きやすいように、適切な環境を維持してあげることが大切です。たまにでいいので、水分量や温度などをチェックし、足りない部分はケアしてください。

    失敗しらずの「生ごみ処理機」を使うのもアリ

    コンポストは、シンプルに見れば「ただ土の中に生ごみを埋めるだけ」の簡単な生ごみ処理装置ですが、失敗も多い処理方法です。本記事の失敗例を見て、コンポストにハードルの高さを感じてしまった人もいるでしょう。

    そんな人には、生ごみ処理機をおすすめします。機械で生ごみを処理するので、コンポストよりも手軽に堆肥を作れますよ。生ごみ処理機にはいろんなモデルがあるので、自分が使いやすいと思うものを購入してくださいね。

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    コンポストの失敗は挽回できる!

    コンポストの失敗は結構あるあるです。何も知らないままいきなりコンポストにチャレンジすると、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔するでしょう。

    しかし、コンポストの失敗は多くの場合が修正可能です。対策も講じておけば、再発も防止できます。万が一失敗しても、内容に合った対処をすれば大丈夫なので、身構えすぎず前向きにエコなごみ処理方法にチャレンジしてみてくださいね。

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    ※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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