納豆水は、納豆菌を培養することでよりコスパよく家庭菜園に活用できます。納豆培養液を使ってみたいと思っている人のなかには、「どうやって作るの?」「納豆水の作り方より難しい?」と気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、納豆培養液の作り方を紹介します。使い方も解説するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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納豆培養液の作り方

納豆培養液の材料は、以下の3つです。
【納豆培養液の材料】
- 納豆
- 水
- 砂糖
特別な材料・道具はないので、簡単に作れますよ。

まず、ペットボトルに水を入れます。ペットボトルのサイズは何でもOKです。筆者は手元にあった1Lのペットボトルで作りました。
水の量は、容量の8割くらい。納豆菌の培養で空気が必要だったり発酵時にガスが生じたりするので、満杯にしないようにしてくださいね。

次に、納豆を3粒ほど入れます。

最後に、砂糖を入れます。
砂糖は、納豆菌が増殖するためのエサです。量は、ペットボトル容量の1~3%くらいでいいでしょう。筆者は1Lのペットボトルで作っているので、1~3%は10~30gですね。間をとって20g入れました。
砂糖の種類は何でもOKです。筆者は「少しでも栄養価を上げたい!」という思いから甜菜糖を使っています。しかし、甜菜糖はコストがかかるので、栄養価を意識するならキビ砂糖でも大丈夫でしょう。
キビ砂糖ならリーズナブルに試せますよ▼

ペットボトルのキャップをしめてよく振ったら、常温に置きましょう。
納豆菌は、直射日光が当たらない40℃くらいの場所に置くとよく増殖するといわれています。スピーディーに納豆培養液を完成させたい人は、暗くて暖かい場所を探してください。

とはいえ、家のなかで40℃をキープできる暗い場所なんてなかなかありませんよね…
高温の場所より増殖速度は落ちますが、常温でも納豆菌は増えます。以下のお世話をしながら、培養液の完成を待ちましょう。
【納豆培養液のお世話】
- 1日1回ペットボトルを振る
- 毎日キャップをはずし、ペットボトル内に空気を入れる
- 発酵具合を確かめる(キャップをはずしたときに「プシュッ」というか、アルコール臭はするか)


納豆培養液を作ってすぐは、キャップを開けても「プシュッ」と鳴りません。においは、納豆のにおいというよりは大豆のにおいです。
しかし、納豆菌が増殖して発酵が進むと、キャップを開けたときに「プシュッ」と鳴ってガスが逃げます。においも、大豆の香りにほんのりアルコール臭がプラスされたような感じに変化しますよ。



筆者は26℃程度の室内に置いて、12日目に「プシュッ」と鳴りました
もうちょっと早く培養液を完成させたい人は、ペットボトルをできるだけ暑い環境に置きましょう
ガスが発生しアルコール臭も確認できたら、納豆培養液は完成です。
納豆培養液の使い方


水と納豆だけで作る納豆水はそのまま使えますが、納豆菌を増殖させている培養液は中身が濃いので、水で薄めて使うのが一般的です。具体的にどうやって使ったらいいのか、用途に分けて紹介します。
葉にかける場合


納豆水や納豆培養液は、葉にかけることで病気予防効果が得られるといわれています。栽培中の野菜や果物の病気を未然に防ぎたい場合は、納豆培養液を100倍くらいに希釈し、葉にたっぷり散布しましょう。
納豆培養液をかける頻度に厳密な決まりがありません。ただ、1回吹きかけただけで作物を病気から完璧に守れるわけではないので、定期的に納豆培養液を吹きかけてあげるのがおすすめです。まずは1週間に1回くらいの頻度で様子を見てみてください。
納豆培養液は刺激物ではないので、安いスプレーボトルで大丈夫ですよ▼
散布範囲が広い場合は、噴霧器を使うのがおすすめです▼
納豆培養液をかけるタイミングは朝がおすすめです。葉が納豆水で濡れたまま日が暮れると、水気が乾かず悪い菌が寄ってくる可能性があります。



生ごみに腐敗菌が発生・増殖するようなイメージです
吹きかけた納豆培養液はその日のうちに乾いた方がいいので、水やりと同じく納豆培養液も朝のうちにかけましょう。
土にまく場合


納豆培養液を土にまく場合は、通常の水やりと同じ要領で行います。
希釈倍率は葉にかけるときと同じ100倍。土壌改良も兼ねるなら、もう少し濃いめでもいいでしょう。基本的に、納豆培養液は作物にとって刺激が強いものではないので、シビアにはからなくても大丈夫ですよ。
ジョウロを持っていない人は、ひとつ持っておきましょう。どれにしようか悩んだら、散水がやわらかいトンボじょうろがおすすめです▼
納豆培養液の作り方・使い方でよくある質問
- 納豆培養液の保存方法は?
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完成した納豆培養液は、冷蔵庫で保管しましょう。食品で作っているので、常温に置きっぱなしにしているとさらに発酵が進み、最終的に腐る可能性があります。すぐに使い切れない場合は、冷蔵庫に入れておくと幾分安心です。
- どれくらいで使い切ったらいいの?
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納豆培養液の使用期限は明確に決まっていません。いつかは腐敗するので、できるだけ早く使い切りましょう。もしも納豆培養液が変色したり異臭がするようになったりしたら、残ったものは処分して新しく作るのがおすすめです。
- 納豆水と納豆培養液はどちらがおすすめ?
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2つの違いは「納豆菌を増殖させているかどうか」だけでモノは同じなので、良し悪しはありません。強いていうなら、それぞれ以下のような人におすすめです。
- 納豆水:頻繁に納豆を食べる人、すぐに使いたい人、家庭菜園規模が小さい人
- 納豆培養液:あまり納豆を食べない人、コスパを重視したい人、家庭菜園規模が大きい人
納豆培養液は3つの材料で簡単に作れる
納豆培養液は、納豆、砂糖、水の3つだけで作れます。筆者は涼しい室内で作ったため完成までに12日もかかりましたが、暖かい場所であればもっと早くできるでしょう。
作り方も材料を混ぜるだけと簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
「やっぱり作るのは面倒くさいな…」という人には、手軽に使える納豆水「納豆菌の力」がおすすめです▼
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。



