水をベースとする水耕栽培は、水の管理がとにかく重要です。だからこそ、水換えについてはしっかり理解しておく必要があるのですが…水耕栽培を始めたばかりだと、分からないこともたくさんありますよね。
「水換えのタイミングは?」
「やり方は?」
「水換えのときに気をつけないといけないことってある?」
たくさんのハテナを抱えている人のために、本記事では水耕栽培の水換えについて詳しく紹介します。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
【タイプ別】水耕栽培の水換えタイミングとやり方

実は、水耕栽培とひとくちにいってもいろんなタイプがあり、適切な水換えタイミング・やり方も異なります。
【水耕栽培のタイプ】
- 小容器
- 大容器
- 屋外
- ポンプ付き
各タイプごとに、水換えの適切なタイミング目安とやり方を解説します。
小容器の水換えタイミング・やり方
水換えタイミング:毎日1回~2回
容器が小さければ小さいほど、水の腐敗も早く進みます。清潔さを保つために、毎日水換えをしましょう。ただし、夏場は室温が高くなるぶん水も傷みやすくなるので、水換えを1日2回に増やしてください。

筆者は、朝と夜の2回水換えしていますよ
【水換えのやり方】
- 容器内の水を捨てる
- 容器を洗浄する(水で軽くゆすぐくらいでOK)
- 新しい水(培養液)を入れる
たまにでいいので、根を優しく洗ったり容器を洗剤で洗浄したりすると、より清潔に水耕栽培ができますよ。
大容器の水換えタイミング・やり方
水換えタイミング:3日に1回
複数株育てられるくらい大きな容器は、水の腐敗スピードが小容器に比べて遅いので、3日に1回くらいでOKです。
ただし、水換え頻度は水耕栽培を行う環境によっても左右されます。例えば、冬場で室温が低く野菜も元気そうであれば、1週間に1回でも問題ないでしょう。水の状態を見ながらベストなタイミングを見極めてください。



水換え期間をあけている間に水(培養液)が減っているようであれば、追加してあげてくださいね
【水換えのやり方】
- 容器内の水を捨てる
- 容器を洗浄する(水でゆすぐくらいでOKだが、定期的に洗剤で洗うことも必要)
- 新しい水(培養液)を入れる
水換え頻度が減れば減るほどカビたり藻がついたりしやすいので、定期的に根も洗ってあげましょう。
屋外の水換えタイミング・やり方
水換えタイミング:毎日1回
屋外で水耕栽培をしている場合は、毎日水を換えてください。
屋外の水耕栽培は水が汚れやすいため、水換えを怠ると野菜が腐ります。雨水によって培養液の栄養バランスが崩れ、野菜が生育不良を起こすこともあるでしょう。
生育環境を清潔に保ち培養液の状態を安定させるためにも、水換えは毎日必要です。
【水換えのやり方】
- 容器内の水を捨てる
- 容器を洗剤でしっかり洗う
- 根を優しく洗う
- 新しい水(培養液)を入れる
ポンプ付きの水換えタイミング・やり方
水換えタイミング:10日に1回
ポンプで水を循環させている水耕栽培キットは、水に動きがない水耕栽培に比べて水が腐敗しにくい傾向にあります。小まめに水換えする必要がないので、10日に1回くらいのお手入れでOKです。大きめの水耕栽培キットであれば、もっと間隔が空いても大丈夫でしょう。



栽培キットのなかには、水換え不要のものもありますよ
ポンプ付きは水換え頻度が少なく済みますが、お世話がラクなぶん放置状態になりがちです。水換えは不要でも、「カビが生えていないか」「容器が汚れていないか」など、小まめに野菜の様子を見てあげてくださいね。
【水換えのやり方】
- 栽培キットの取扱説明書を見ながら適切にお手入れをする
- 野菜の根を優しく洗う
- 新しい水(培養液)に野菜をセットする
水耕栽培で水換えするときの注意点


水耕栽培において、水換えは重要なメンテナンスのひとつです。水換えのタイミングを守っても、やり方が間違っていれば栽培中の野菜に不具合が生じる可能性もあります。
正しく水換えできるように、ここで気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。
注意点1. 水の量を根の高さまでにする


水を入れるときは、根っこの高さで止めましょう。
水を必要としているのは根っこの部分です。茎や葉まで水に浸らせてしまうと、野菜がカビたり腐ったりします。新しい水を入れたときは、容器を横から見て水量に問題がないかチェックしてくださいね。
注意点2. 根を傷つけないようにする


根は作物の生命線です。傷つくと水や栄養を吸収できなくなり、枯れるおそれがあります。雑な扱いをして根を引っ張ったりちぎったりしないように、気をつけて作業しましょう。
根へのダメージが不安な場合は、野菜に触らず水換えができる容器を使うといいですよ。アクシデントを未然に防げるので、安心して水換えができます。
こちらの水耕栽培ケースなら、野菜に触れることなく水換えができます▼
注意点3. 肥料を管理する


水耕栽培は、水と肥料を混ぜた培養液を使うのが基本です。つまり、水換えのたびに肥料も投入しなければならないので、水だけでなく肥料の管理もしっかり行いましょう。
水耕栽培の肥料は、商品によって適切な濃度が異なります。例えば、筆者が愛用している「微粉ハイポネックス」であれば1000倍希釈、知名度が高い肥料「ハイポニカ」であれば500倍希釈です。
濃度が間違っていると野菜がうまく育ちません。どれくらいに薄めて使えばいいかは肥料のパッケージに書かれているので、使う前にきちんと確認してから培養液を作りましょう。
水耕栽培の肥料は、栄養価が高くコスパも優秀な「微粉ハイポネックス」がおすすめです▼
注意点4. 定期的に容器も洗う


毎日でなくてもいいので、水換えのタイミングで容器も洗いましょう。
水をきれいにしていても、容器が汚れていれば雑菌の繁殖は免れません。大切なのは「栽培環境を清潔に維持すること」なので、水を換えて満足するのではなく容器もきれいに洗ってください。
【Q&A】水耕栽培の水換えでよくある質問
水耕栽培において、よくある質問をいくつか紹介します。水換えは日常的なお世話のひとつなので、疑問は早めに解決しておきましょう。
- ぬめりやカビが出てきてしまった…これってもうダメ?
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水耕栽培におけるぬめりとカビは、野菜からの「早く水を換えて!」のサインです。異変に気づいてすぐに取り換えてあげれば、まだ間に合います。カビも軽度のものは取り除けるので、ひとまず対処してから様子を見てみましょう。
- 液肥を入れて次の日に水を換えるってもったいなくない?
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肥料が入っている水は傷みやすいので、もったいなく感じても水換えのタイミングはきちんと守りましょう。どうしても気になる場合は、できるだけ手頃な液肥を使うのがおすすめです。
「微粉ハイポネックス」であれば、培養液1Lあたり約4.6円ほどで作れてコスパが高いですよ▼

ポチップ
- 水換えでは水をたす?液肥をたす?正しいやり方は?
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「水だけ」「液肥だけ」と片方をたすやり方は、培養液のバランスが変わるのでおすすめできません。水換えをする際は、培養液を丸ごと捨てて新しい培養液を用意するのがマストです。



水換えではなく減ったぶんだけ追加したい場合も、培養液を作って継ぎ足しましょう
- 小まめに水換えするのが大変で…
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水換えが必要ない水耕栽培キットを使うのもアリですよ。
ポンプで水を循環させている「ホームハイポニカ」は基本的に水換えが不要なので、水換えの手間をグッと減らせます▼
育て方に合わせて正しく水換えしよう
水耕栽培の水換えは、野菜の生育を大きく左右する重要な作業です。タイミングを間違えると野菜をダメにしてしまうおそれがあるので、育て方に合わせて適切な水換えを行いましょう。
水換えの際は、根への配慮や肥料の投入量など、気をつけなければならないことが多々あります。これらを踏まえて作業すれば、あなたの丁寧さが愛情として野菜にも伝わるはず。ぜひ意識してみてくださいね。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。



