野菜のなかには、日陰で育つ野菜があります。「家庭菜園をしたいけど、日当たりの確保がむずかしい」と悩んでいる人も、日陰で育つ野菜であれば安心して育てられますよね。
ただし、日陰で育つといっても上手に育てるためにはコツが必要です。そこで本記事では、日陰で育つ野菜を紹介するとともに、日当たりが悪い環境でも上手に育てるコツをお伝えします。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、びわ、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
日陰で育つ野菜には2種類ある

植物は、必要な光の程度によって下記の3タイプに分かれます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 陽性植物 | 6時間以上の光が必要で、日当たりがいい場所を好む植物 |
| 半陰性植物 | 3~4時間程度の光で育つ植物 |
| 陰性植物 | 1~2時間程度の光で育ち、基本的に日陰を好む植物 |
3タイプのうち、比較的日当たりが悪くても育つのが「半陰性植物」と「陰性植物」の2種類です。それぞれについて、もう少し詳しく触れておきますね。
半陰性植物
半陰性植物は、3~4時間程度の日光で育つ植物です。「午前中しか日が当たらない」「木漏れ日程度に日が入るくらい」など、日当たりが十分でない環境でも栽培を楽しめます。
陰性植物
陰性植物は1~2時間の日光で満足できる植物で、「むしろ日光なしでもいいのでは?」くらいのレベルで日陰を好みます。日当たりが悪くても育つので、「周囲に高い建物が多い」「山に囲まれている」などで日当たりに難ありな環境の人におすすめです。
初心者でも育てやすい!日陰で育つ野菜の例

日陰で育つ野菜のなかでも、初心者さんが挑戦しやすい野菜をピックアップしました。
| 半陰性植物 | 陰性植物 |
|---|---|
| じゃがいも いちご ほうれん草 レタス パセリ 里芋 アスパラガス ネギ | 三つ葉 シソ みょうが ニラ ふき |
半陰性植物は、料理に使いやすい野菜が多い印象です。加えて、たくさん収穫できるじゃがいもや、一度植えたら何度も収穫できるアスパラガスなどがありコスパも優秀。半陰性植物を積極的に育てれば、実用性とコスパの両方で家庭菜園の楽しさを実感できるでしょう。
陰性植物は、山菜系や薬味系が多い傾向にあります。普段使いはしにくそうですが、ニラやシソであれば比較的使い勝手がいいので、育てて損はないですよ。
日当たりが悪くても育つ野菜栽培のコツ3つ

日陰で育つ野菜でも、暗いところに放置して勝手に育つわけではありません。光合成の機会が少ないぶん、人の手できちんとお世話をしてあげることが大切です。
具体的に、日陰野菜を上手に育てるコツをお伝えします。
コツ1. 多少は日に当てる

日陰を好む野菜でも、多少は日光が必要です。半陰性植物は3~4時間、陰性植物は1~2時間を目安に日に当てましょう。
少し日に当てるだけでも、野菜は光合成で元気になります。野菜を日陰に放置するのではなく、日が当たるタイミングで日光浴をさせてあげてください。

筆者宅の室内栽培も、午前中だけ野菜を窓辺に置いて日光浴させています
葉が光を求めて外を向き、元気に育っていますよ
コツ2. 植物活力液を使う


野菜の成長をサポートするために、植物活性液を使うのがおすすめです。
日陰で育つ野菜は、決して日光を嫌うわけではありません。「日光が好きだけど、一応日陰でも育つよ」くらいの控えめな日陰野菜もあるので、日当たりが悪いところでは大きく育たない可能性があります。



例えば、ネギは半陰性野菜ですが、本当は日光が大好きな野菜です
野菜の成長を助ける「日光」がないなら、他の何かでサポートしてあげることが大切です。
例えば、天然植物活力液「HB-101」。植物の細胞を活性化させるので、元気な野菜が育ちます。「栽培中の野菜に元気がないな…」「一応育っているけど、ひょろひょろですぐ枯れそう…」といった不具合の改善も期待できますよ。
コツ3. コンパニオンプランティングを実施する


相性がいい野菜同士を一緒に植えて成長を助け合う栽培法「コンパニオンプランティング」も、日陰野菜を元気に育てるのに有効です。
例えば、リーフレタスならにんじん、いちごならネギなどがいいですね。育てる種類が増えるうえに、相乗効果も得られて一石二鳥です。
コンパニオンプランティングができる野菜、いわゆる「コンパニオンプランツ」は、野菜によって異なります。育てたい野菜に合ったコンパニオンプランツを同時に育てて、元気で大きな野菜の栽培を目指しましょう。
失敗?日陰野菜の育ちがいまいちなときの対処法4つ


「茎がひょろひょろで元気がなさそう」「なかなか大きくならないんだけど」と悩んでいる場合は、すでに日陰栽培に失敗している可能性があります。下記のチェックポイントを参考に育て方を見直し、軌道修正を図りましょう。
対処法1. 土作りを見直す
野菜によって、土の好みが異なります。pH、肥料の種類や量、水はけの良し悪しなど、今の土がはたして野菜に合っているかどうかを見直してみましょう。



土作りに悩んだら、筆者宅の土作りを参考にしてください
自然素材しか使っていないので、安心して野菜を育てられますよ
対処法2. 水やりを適切に行う
野菜を元気に育てるためには、適切や水やりが必要不可欠です。水を与えすぎても、少なすぎもいけません。土の状態をしっかり観察して、適切な水やりを行いましょう。
プランター内の水が足りているかどうか分からない場合は、チェッカーを使うといいですよ▼
対処法3. 植物育成ライトで日当たりを確保する
日陰で育つといっても、多少は日光に当てる必要があります。どうしても日当たりの確保ができない場合は、植物育成ライトを導入しましょう。
筆者は、BRIM(ブリム)のFLORAを愛用しています。コンパクトで価格も安いので、どれにしようかと悩んでいる人にイチオシです▼
対処法4. 間引きをする
プランター野菜がぎゅうぎゅうな状態だと、栄養の取り合いになって野菜が大きくなりません。野菜が大きくなってきたら、適宜間引きましょう。
日陰で育つ野菜はたくさんある!日当たりが悪くてもトライしてみて
植物のなかには、日陰でも育つ「半陰性野菜」と「陰性野菜」があります。日照時間が短くても栽培できるので、日当たりの悪さが心配な人は、半陰性野菜と陰性野菜を育ててみるといいでしょう。
ただし、日陰野菜は光合成の機会が少ないぶん、大きくなりにくい傾向があります。日陰でも大きく育てたい場合は、植物育成ライトや活力剤などを使って生育をサポートしてあげてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。







