挿し木で簡単に増やせるローズマリーですが、いつ挿し木をしてもいいわけではありません。木へのダメージを抑えつつ挿し木成功率を高められるように、適切な時期に行うことが大切です。
そこで本記事では、ローズマリーの挿し木時期について解説します。
【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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ローズマリーの挿し木時期は春と秋！
ローズマリーの挿し木に適している時期は、ずばり春と秋です。具体的に何月がいいかは地域によって気温が異なるため一概にはいえませんが、目安として春は4～5月、秋は9～10月くらいにするといいでしょう。
なぜこの時期がベストなのか、それは気温が関係しています。実は、ローズマリーは耐暑性・耐寒性に優れていながらも、生育適温が15～25度と涼しめを好むハーブです。この時期は発根しやすいので、適温である春と秋に挿し木をすれば成功率も上がります。
逆に、夏や冬の挿し木はローズマリーがダメージを受けやすいので、おすすめしません
体験談｜挿し木時期でなくても成功することはある
ローズマリーの挿し木時期は春と秋ですが、夏と冬だと絶対に失敗するわけではありません。実際に筆者も夏に挿し木を行い、無事に成功しました。
なぜ筆者が挿し木時期ではない夏にローズマリーの挿し木をしたのか…それは、害虫被害からローズマリーを救済するためです。
2025年の夏は、ベニフキノメイガの被害が深刻でした。
やばい、このままだと全滅する！
そう思った筆者は、生き残っていたローズマリーを1本だけ本体から切り離し、挿し木することにしました。8月のガッツリ猛暑な時期に…。
完全に時期外れだったので、挿し木の成功は期待していませんでした。しかし、毎日懸命にお世話を続けた甲斐あって、枯れることなく挿し木に成功しました。
ちなみに、ベニフキノメイガとの攻防戦に負けたローズマリー（奥）は、完全に枯れました（手前のバジルも）▼
ベニフキノメイガの相手はもうこりごりなので、今は室内で育成ライトを使いながら育てています
筆者が使っている育成ライトはこちら。クリップで簡単に設置できるので、手軽に使えておすすめです▼
ポチップ
ローズマリーの挿し木は涼しい時期にやろう
ローズマリーの挿し木に適している時期は、春と秋です。気温が生育適温の15～25度とマッチするので、挿し木をすると成功しやすいでしょう。
筆者は、害虫被害からローズマリーを守ろうと夏に無茶な挿し木をしましたが、これはとてもリスクがある行為です。ローズマリーがストレスを受けやすい夏と冬は避け、できるだけ涼しい時期に挿し木をしてあげてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。