不織布プランターのなかでも、比較的知名度が高い「ルーツポーチ(Root Pouch)」。名前は聞いたことがあるけど、どんな不織布プランターなのかと気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、ルーツポーチ愛用者である筆者が使用感をレビューします。使ってみたからこそ分かったメリットとデメリットもお伝えするので、お買い物の参考にしてください。
ルーツポーチはサイズもカラーもラインアップが豊富です。作物に合わせて、適切なものを選んでくださいね▼

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリーなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
ルーツポーチ(Root Pouch)の概要

ルーツポーチ(Root Pouch)は、アメリカで生まれた不織布プランターブランドです。おしゃれなデザインが多く、「SNS映えする庭づくりがしたい」「おしゃれに家庭菜園を楽しみたい」といったデザイン重視の人を中心に人気を集めています。
『植物と環境にやさしい』をテーマに掲げているルーツポーチ。不織布プランターの素材には、リサイクルペットボトル・リサイクル天然素材が使われています。その環境に配慮したモノづくりの姿勢も、世界中のガーデナーから支持されている理由のひとつです。
商品情報▼
| ブランド名 | ルーツポーチ(Root Pouch) |
|---|---|
| 発祥国 | アメリカ |
| カラー | ブラウン/ネイビー/グリーン/ブラック/グレー |
| シリーズ | HEAVYWEIGHT | Boxer Line: 250 g/m2:39種類 THICKEST | Black Line: 260 g/m2:15種類 THICK | Grey Line: 250 g/m2:15種類 TREE BOX:6種類 THIN BLACK: 90 g/m2:3種類 DESIGNER’S SERIES:5種類 |
ルーツポーチのメリット

さすが人気の不織布プランター「ルーツポーチ」。実際に使ってみて、多くのメリットを感じました。具体的にどんなメリットがあるのか、詳しく紹介します。
メリット1. おしゃれを楽しめる
ルーツポーチといえば、まず先にくるのが「おしゃれ」ですね。
不織布プランターの色は黒が一般的です。カラーバリエーションがほとんどないので、統一感は出せてもどこか物足りないと感じる人もいるでしょう。
しかし、ルーツポーチはブラウン、ネイビー、グリーンなど、黒以外のカラーがあります。庭が華やかになるので、家庭菜園のモチベーションが上がりますよ。

個人的には、バッグのような持ち手も好きです
メリット2. 安全な素材を使用している
ルーツポーチの不織布プランターは、植物と環境にやさしい素材で作られているので、安心して使えます。
生地のベースは、リサイクルペットボトルとリサイクル天然素材。石油や化学薬品は使わず、クリーンな不織布プランターを作っています。「もしも有毒性のある素材を使ってしまうと、その成分が栽培中の野菜・果物に悪影響を及ぼすかもしれない」…そんな懸念から、素材の安全性にこだわっているようです。
そして、クリーンに作られた不織布プランターは、国際的に認証された検査(FDA)も受けています。きちんと基準を満たした商品である点も、安心感がありますね。
メリット3. サイズ展開が豊富にある
ルーツポーチは、カラーバリエーションが豊富なだけでなく、サイズの種類も充実しているんですよ。
- 根がよく張る野菜だから、大きめの不織布プランターがほしい
- 挿し木用に小さいサイズを用意したい
- 5ガロンじゃ小さいけど、7ガロンにサイズアップすると土が多すぎるな…ちょうど中間くらいがあるといいのに…
- 根を下に伸ばせるように、縦長の不織布プランターがほしい
このように、サイズ展開が豊富なルーツポーチであれば、サイズに関するあらゆる悩みを解決できます。とくに、縦長の不織布プランターは取り扱っているメーカーが少ないので、ルーツポーチの大きな魅力のひとつといえるでしょう。
ルーツポーチのデメリット


大人気のルーツポーチですが、残念ながらデメリットもあります。購入してから後悔しないように、デメリットもお伝えしますね。
デメリット1. 容量がリットル表記で分かりにくい
基本的に、不織布プランターの容量は「ガロン」という単位で表記されています。しかし、ルーツポーチは「リットル」で表記されているので、少し分かりにくい点がデメリットです。
不織布プランターを愛用していくと、多くのメーカーがガロンで表記していることから、ガロンでのプランター選びに慣れていきます。そんななかで突然のリットル表記…混乱しますよね。
そこで、不織布プランターのサイズ早見表を作りました。「7ガロンくらいのルーツポーチがほしいんだけど、何リットルの商品を選んだらいいんだろう?」…こうしたことが一発で分かります。ルーツポーチのサイズを検討する際は、参考にしてくださいね。
デメリット2. 縫製がちょっと雑


大きく目立ったデメリットではありませんが、ルーツポーチは縫製が少し雑な印象があります。ただでさえ耐久性が心配な不織布プランター。そのうえ縫製まで雑となると、一気に不安要素が大きくなってしまうでしょう。
しかし、実際に使ってみて取手が取れたり、縁が破れたりといった不具合はありませんでした。几帳面な人には気になるポイントかもしれませんが、使い心地としてはさほど問題ないので、安心してください。
デメリット3. 値段が高い
数ある不織布プランターのなかでも、ルーツポーチは少し値段が高めです。具体的にどれくらい違うのか、比較表を作りました。
| メーカー | 1枚あたりの税込価格 |
|---|---|
| ルーツポーチ | 1,408円 |
| FORESIA | 590円 |
| ネセクト | 396.6円 |
※価格は5ガロン相当のものです
他社と比べると価格の違いは一目瞭然。ここまで差があると、「安いメーカーでいいや」ってなっちゃいますよね。
とはいえ、素焼きの鉢や木製プランターといったほかの素材に比べると、安いことに変わりはありません。他社の不織布プランターにはないおしゃれさやサイズ選びも楽しめるので、コスパは決して悪くありませんよ。
ルーツポーチはどこで売ってる?


不織布プランターは、Amazonや楽天などの通販で購入できます。筆者も通販で購入しましたよ。
噂では、100均やホームセンター(カインズなど)などにもあるようです。しかし、筆者は一度も見たことがないので、本当かどうかは分かりません。



たまたま筆者が行ったお店になかったのか、ただの類似品か…
試しにホームセンター・カインズのオンラインショップを見てみましたが、カインズにルーツポーチはありませんでした。真偽のほどは分かりませんが、実店舗だと品ぞろえにバラつきがあり、ほしい不織布プランターと出会えない可能性があります。確実にゲットするなら、やはり通販がおすすめですよ。
ルーツポーチはサイズもカラーもラインアップが豊富です。作物に合わせて、適切なものを選んでくださいね▼
ルーツポーチは並べたくなるおしゃれさ♪
筆者宅は、他者の不織布プランターも使っているのですが…やっぱりおしゃれさはルーツポーチがずば抜けています。他社にはない色、バッグのようなかわいい持ち手…何個か並べていると、家庭菜園のモチベーションが上がりますよ。
他社と比べると少々値は張りますが、プランター全般で見ると決して高くはありません。ぜひ気軽にルーツポーチを使った家庭菜園を楽しんでください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


