関東に根付く伝統野菜「のらぼう菜」は、家庭菜園でも気軽に育てられます。しかし、収穫までたどり着くためには、正しい栽培スケジュールを把握しておくことが大切です。
「いつ種まきをするの?」
「どれくらいで収穫できる?」
栽培スケジュールに多くのハテナが浮かんでいる人に向けて、本記事ではのらぼう菜の種まき時期・収穫時期を解説します。
本記事に掲載しているスケジュール表は、こちらの種袋を参考に作成しています▼

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
のらぼう菜の栽培スケジュール

のらぼう菜の栽培スケジュールは、種まきが夏~秋、収穫が冬~春です。
基本的に、野菜は地域ごとに栽培スケジュールが異なります。地域の気候に合わせて栽培スケジュールを組まないと、野菜がうまく育たないからです。
しかし、のらぼう菜は違います。のらぼう菜は冬越し前提の野菜で、耐寒性が強い野菜です。「氷点下になると枯れる」といったトラブルがないので、シビアに温度管理をする必要がありません。どの地域でも、夏~秋に種をまけば春頃に収穫できるでしょう。
ただし、うまく育てるためには意識すべきポイントがあります。おいしいのらぼう菜を育てられるように、ここからは種まき時期と収穫時期に分けて栽培スケジュールを解説します。
種まき時期

のらぼう菜の種まき時期は夏~秋(8~10月)です。この期間であれば、いつ種まきをしてもOKです。しかし、個人的には9月頃をおすすめします。
8月はまだ暑く、虫も多い時期です。8月にのらぼう菜の種まきをすると、やわらかい苗を虫が食べにくるおそれがあります。
「じゃあ、虫が少なくなる10月に種まきをしよう!」…そうすると、今度は寒くなるまでにのらぼう菜が十分に育たず、株が小さい状態で冬を迎えてしまいます。春になって多少生長したとしても、大きなのらぼう菜が育つことは期待できません。
暑いと虫の危険があり、寒いと大きくならないおそれがある…こうした理由から、のらぼう菜の種まきは9月にすることをおすすめします。

筆者も9月に種まきをしていますよ
収穫時期


のらぼう菜の収穫時期について、種袋には「150日が目安」と書かれています。しかし、「150日」という数字を信じすぎないように気をつけてください。
基本的に、のらぼう菜の収穫時期は春です。8~10月の種まき時期から150日後では、まだ寒くてのらぼう菜が十分に育っていない可能性があります。ハウス栽培の場合は収穫できるかもしれませんが、一般的な露地栽培では難しいでしょう。



実際に、9月上旬に種まきをした筆者がのらぼう菜を収穫できたのは、203日目(3月末)でした
のらぼう菜は耐寒性が高い野菜ですが、冬に生長するわけではありません。茎が伸びて花蕾が出てくるのは、外が暖かくなってきてからです。
つまり、「150日が収穫目安」ということだけ覚えてしまうと「8月に種まきしたから1月に収穫できるはずなのに、全然育っていない…」とガッカリすることになります。春に収穫できることから逆算して、のらぼう菜の収穫時期は「半年~200日くらい」と覚えておくのが無難です。



ただし、「半年~200日くらい」もあくまで目安です
のらぼう菜の栽培期間は「半年くらい」と覚えておこう!
のらぼう菜の種まき時期は、8~10月です。シビアな温度管理は必要ありませんが、害虫被害や生育のことを考えると、9月くらいに種まきをすることをおすすめします。
収穫時期は、ハウス栽培を除いて基本的に春です。逆算すると、収穫できるまでにおよそ半年くらいはかかるでしょう。種袋の収穫目安は「150日」とありますが、場合によってはもっとかかると覚えておいてくださいね。
栽培時期を見極めるために、温度計を設置しましょう。こちらは室内・屋外を同時に確認できて便利です▼
栽培スケジュールは、カレンダーで管理するのがおすすめです▼
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。
※種まき時期・収穫時期は、栽培方法や気候などさまざまな条件によって変動します。本記事の栽培スケジュールが絶対ではないので、あくまで参考までに留めてください。



