小松菜の早生品種で、スピーディーに収穫時期を迎えられる「早生こまつな あおい（以降あおい）」。まるでほうれん草のように葉がやわらかくクセがないので、家庭菜園で育てれば料理に大活躍すること間違いなしです。
本記事では、プランターを使った小松菜（あおい）の育て方を紹介します。写真付きで丁寧にお伝えするので、家庭菜園初心者さんも気軽に挑戦してくださいね。
早生こまつな あおいを栽培する前にスケジュールを確認しておきましょう▼
※早生こまつな あおいは春まき・秋まきがメインの野菜ですが、本記事では秋まきした筆者の栽培記録をお伝えします。春まきとは少々異なる点があるかもしれませんが、基本的な育て方は同じです。
【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味（しそ、ねぎ） 野菜全般 果物（レモン、ブルーベリーなど） ハーブ（ローズマリー、バジルなど） ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
小松菜（あおい）栽培で必要なもの
小松菜をプランターで育てる際に必要なものは、以下の4つです。
- 小松菜（あおい）の種
- プランター
- 土
- ジョウロ／ホース
各アイテムについて、詳しく解説します。
1. 小松菜（あおい）の種
あおいは、その名の通り青いパッケージで販売されています。通販では楽天で購入できますよ。
2. プランター
基本的に、小松菜は線状の溝に種をまく「すじまき」をするので、プランター栽培では長方形プランターを使うことが多いです。根もよく張るので、深さも適度にあるものを選びましょう。
小松菜はそこまで気難しくないので、変にこだわらなくてもプラスチックの手頃なプランターで大丈夫ですよ▼
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3. 土
本記事では、筆者宅のオリジナル有機栽培土で小松菜の育て方を紹介します。材料さえあれば初心者さんでも作れるので、下記の記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。
土を手軽に用意したい人には、野菜用の培養土がおすすめです。▼
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4. ジョウロ／ホース
プランター栽培は日常的に水やりが必要なので、ジョウロやホースを用意しておきましょう。
タカギのホース（6水形ノズル装着）は、いろんな水の出し方ができます。まいた種が土から出てこないように水圧低めで水をかけられたり、広範囲にシャワーをかけられたりなど、状況に応じた水やりができて便利ですよ▼
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小松菜（あおい）の育て方
小松菜栽培は、以下の流れで行います。
【小松菜（あおい）の栽培手順】
- 種まき
- 間引き
- 収穫
小松菜の栽培工程は、簡単にいうと上記の3つしかありません。手がかからないので、家庭菜園初心者さんにおすすめですよ。ここからは、あおいの育て方を写真付きで紹介します。初めて育てる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
種まき（10月5日）
プランターに土を入れて種をまきます。土を入れる前に鉢底石を入れる人も多いですが、我が家は入れません。土を少しふるいにかけ、残った小石や腐葉土を底に敷いてから土を入れています。
鉢底石をいちいち買うのが面倒くさいので…自然のもので代用していますよ
約1cmの深さで溝を作り、種をすじまきします。育ってきたら間引きするので、種の間隔はあまり気にしなくても大丈夫です。
種がまけたら土をかけ、しっかり押さえて種と土を密着させます。
直射日光が当たらない位置にプランターを移動させ、水をたっぷり与えます。
以上で種まきは完了です。その後は土が乾き次第水やりをしたり、適宜間引いたりするくらいのお世話でOK。筆者と同じ有機栽培向けの土であれば、肥料も必要ありません。
4日目
種まきから4日目、ぽつぽつとかわいい芽が出てきました。緑が見えてきたので、光合成できるように日当たりがいい場所にプランターを移動させます。
8日目
種まきから1週間もすると、しっかりとした双葉が並びます。これくらいになったら、一度間引きをしましょう。
間引きは、苗同士の間隔が窮屈そうなところや育ちがいまいちなものを抜いていきます。雑草を抜くように手で作業してもいいですが、隣の苗を傷つけたり土が崩れたりするので、ハサミで作業するのがおすすめです。
刃先が鋭いこちらのハサミであれば、細かな作業ができておすすめです▼
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18日目
小松菜の栽培を始めて18日目。本葉も大きくなってきたところで2回目の間引きをします。これくらいのサイズであれば、間引き菜はベビーリーフとして楽しめますよ。
22日目
適宜間引いていくと、残った小松菜がぐんぐん大きくなります。小松菜をはじめとするアブラナ科は肥料をよく食う印象がありますが、栄養のあるコンポスト堆肥を使っているので、肥料を与えなくても十分育っていますね。
撮影したのは10月末。急に寒くなってきて虫が減ったのか、害虫にやられることもなくきれいな状態でした。
29日目
種まきから1ヶ月も経っていないにもかかわらず、すごい勢いで育ったあおい。背丈が20cmを超えたので、収穫します。
ハサミを使って、大きく育った小松菜だけを収穫していきましょう。大きいものを必要なぶんだけ収穫することで、小さい小松菜をさらに成長させられます。
もちろん、すぐに調理したい場合は一気に収穫しちゃっても大丈夫です
小松菜（あおい）栽培を成功させるコツ
おさらいとして、小松菜（あおい）を上手に育てるコツをお伝えします。
【小松菜（あおい）の上手な育て方】
- 定期的に間引く
- 栄養をしっかり与える
- 日当たりがいい場所で育てる
小松菜を大きく育てるためには、間引き、栄養、日当たりの3つがとくに重要です。
間引かずそのまま放置していると、プランター内の風通しが悪くなったり栄養を取り合ったりして小松菜が大きくなれません。あおいは生育スピードが速いので、間引きタイミングを逃さないように気をつけましょう。
また、アブラナ科は栄養がないとなかなか大きくなりません。筆者のように無肥料栽培をする場合は、土作りの段階でしっかり栄養のある堆肥を混ぜてあげること、肥料を使う人は追肥を忘れないことが大切です。
あとは日当たりがいい場所にプランターを置いて、しっかり光合成させてあげましょう。
室内栽培の場合は日照不足になりやすいので、育成ライトでサポートしましょう▼
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小松菜の苦みやゴツさが苦手な人にはとくにおすすめ！
「早生こまつな あおい」は、やわらかくクセのない品種です。スーパーに並んでいる大きくてゴツい小松菜とは違うので、小松菜に苦手意識を持っている人も食べやすいでしょう。
さらに、収穫もスピーディーで簡単です。初心者さんでも育てやすい野菜なので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
インスタに、収穫した野菜・果物で作った料理の写真を投稿しています。レシピのヒントになるので、ぜひフォローしてチェックしてくださいね。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。