水耕栽培は藻に注意!藻がダメな理由と簡単にできる対策・対処法

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水耕栽培でよく発生する藻。「ちょっと水が緑色になるだけでしょ」と軽視されがちですが、実は放置しておくと水耕栽培の生育に悪影響を及ぼすおそれがあります。水耕栽培を成功させるためには、藻対策が必須ですよ。

そこで本記事では、水耕栽培で藻が発生するとダメな理由と簡単にできる対策・対処法を解説します。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

自給自足しているもの
薬味(しそ、ねぎ)
野菜全般
果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど)
ハーブ(ローズマリー、バジルなど)
※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

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目次

なぜ水耕栽培で藻が発生するとダメなの?

藻が発生しているバジルの水耕栽培

藻自体は、決して悪いものではありません。野菜を枯らしたり病原菌となったりするわけではないので、藻の発生を重大にとらえない人も多いでしょう。

しかし、水耕栽培において藻はネガティブな存在です。なぜ水耕栽培で藻が発生すると困るのか、具体的な理由を解説します。

理由1. 不衛生に見えるから

藻は不衛生なイメージにつながりやすいので、水耕栽培中の野菜に藻がつくことで食欲が落ちるデメリットがあります。

藻といえば、濁った池や川によく発生していますよね。どうしても汚い場所を連想させてしまうので、「藻だらけの水で育った野菜なんて食べたくない!」と思う人もいるでしょう。食べ物を栽培しているのに「食べたくない」と思うなんて、これでは家庭菜園の意味がありませんよね。こうした不快感を防ぐためにも、水耕栽培では藻対策が必要です。

実際のところ、藻のなかにはいい藻と悪い藻があり、すべての藻が不衛生なわけではありません。

汚い川に繁殖している藻もあれば、水質がいい清流に生えている藻もありますよね

しかし、水耕栽培の水が緑色に濁って「きれい」と思える人はそういないでしょう。どちらかというと不衛生な印象につながりやすいので、食べ物を育てる以上は水もきれいに保つことが重要です。

理由2. 栄養を横取りするから

微粉ハイポネックスのパッケージ

水耕栽培に発生した藻は、培養液の栄養を使って増殖します。藻に栄養を横取りされたことで、培養液内の栄養価は徐々に低下。野菜に十分な栄養が届かなくなるので、藻は無視せず対策・対処する必要があります。

理由3. 野菜の生育を阻害するから

水耕栽培で発生した藻は、野菜の根に付着することがあります。結果、根が生長に必要な成分を吸収しにくくなり生育不良につながるため、藻の発生を軽視するのは危険です。

藻のなかには粘性を持つものがいます。とろっとした物質が野菜の根を覆い、光合成に必要な水、酸素、栄養の吸収を妨げるのです。

「水が緑色になっているだけ」と見て見ぬふりをしていると、野菜の生育環境がどんどん悪化します。野菜が元気に育つ環境を奪ってしまうので、藻の発生はしっかり対策しなければなりません。

簡単にできる水耕栽培の藻対策3つ

窓際に置かれた水耕栽培のバジル

藻は、水耕栽培中の野菜に悪影響をもたらす存在です。大切に育てている野菜を守るためにも、しっかり藻対策を講じましょう。具体的にどうやって藻を防げばいいのか、詳しく解説します。

対策1. 培養液と容器を清潔に保つ

窓際に並んでいる複数の水耕栽培

水耕栽培の容器内に藻が居座らないように、定期的に培養液や容器をケアしてクリアな状態にしましょう。

藻は、以下5つの条件で発生します。

【藻の発生条件】

  • 栄養
  • 適温
  • 藻の胞子

水、光、栄養、適温は水耕栽培の環境そのものですね。そして、藻の胞子は空気中に漂っているので、藻の発生条件5つが簡単にそろいます。

つまり、対策なしで藻を防ぐことはほぼ不可能といえるのです…

同じ培養液、同じ容器で水耕栽培を続ければ、藻もずっと容器内に居座ってしまいます。しかし、定期的に環境をクリアにすれば藻を除去できるので、水耕栽培に悪影響が出るほどの増殖は防げますよ。

対策2. アルミホイルで遮光する

アルミホイルで藻対策をしている水耕栽培の様子

藻対策でメジャーなのが、アルミホイルを使う方法です。

アルミホイルには光を通しにくい特徴があります。培養液やスポンジをアルミホイルで覆って遮光することで、藻が発生する原因のひとつ「光」を防げますよ。

ただし、アルミホイルで遮光するときは野菜まで覆わないように気をつけましょう。野菜に光が当たらないと光合成ができなくなり、藻とは別の原因で生育不良になってしまいます。アルミホイルで遮光するときは、スポンジのみをアルミホイルで覆うようにしましょう。

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対策3. 遮光カバーを使う

藻の対策として、アルミホイルではなく遮光カバーを使うのもおすすめです。

通販には、ジャーをすっぽり覆えるサイズの遮光カバーが販売されています。生活感が出にくいので、「アルミホイルでの遮光はカッコ悪いから何とかしたい…」「室内栽培だからおしゃれさを重視したい」といったニーズを満たしつつ藻対策ができますよ。

形状的に、1株ずつ栽培するタイプの水耕栽培ケースや、ペットボトルなどで水耕栽培をしている人におすすめです

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藻が生えたら?対処法2つ

藻がついている根っこ

どんなに頑張って藻の対策をしても、なかなか完璧には防げません。水耕栽培の容器がうっすらと緑色に染まり、「どうしよう…」と悩んでいる人もいるでしょう。

そこで、藻が発生してしまったときの対処法を紹介します。藻の発生はリカバリーできるので、安心してくださいね。

対処法1. 洗って取り除く

水耕栽培中の野菜を容器から出し、根、スポンジ、容器をきれいに洗いましょう。一度ついた藻を完璧に落とすことは難しいですが、可能な範囲で除去すれば被害の拡大は防げますよ。

ひとつ注意点として、根やスポンジを洗うときは根を傷つけないように気をつけてください。ガシガシ洗うと、細い根がちぎれてしまいます。野菜へのダメージを最小限に抑えるためにも、洗い方は「やさしく」を徹底しましょう。

対処法2. 藻がついたスポンジを切り落とす

スポンジについた藻が落ちない場合は、部分的に切り落とすのもひとつの手段です。

スポンジには細かな穴が無数にあいているので、洗っても藻を落とせないことがあります。根を切る心配がない部分であれば、頑張って洗うよりも切り落とした方が簡単です。

切るときは、スポンジが受け皿の穴より小さくならないように気をつけてくださいね

藻の放置はダメ!きちんと対策・対処しよう

藻自体は害があるものではないので、水耕栽培で発生しても「まぁいっか」と放置されがちです。しかし、藻が大量に発生すると栽培中の野菜に害を与えてしまうこともあるので、水耕栽培をするなら藻対策・対処をしましょう。

藻の対策は、容器をアルミホイルで巻いたり培養液を小まめに交換したりなどで手軽にできます。万が一発生してしまっても、少量であればリカバリー可能です。水耕栽培を成功させるためにも、藻の対策・対処は早め早めに動いてくださいね。

※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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