近年、野菜どろぼうによる被害が多発しています。窃盗罪に問われる重大な犯罪ですが、家庭菜園者のなかにはこんな疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
「家庭菜園の野菜どろぼうにも警察が対応してくれるの?」
ビジネスとして農作物を育てている農家さんならまだしも、家庭菜園の野菜どろぼうまで警察に相談してもいいのか悩みますよね。
家庭菜園をしている筆者とっても他人事ではありません。気になったので、最寄りの警察署に問い合わせしてみました。はたして家庭菜園の野菜どろぼうにも警察が動いてくれるのか否か、問い合わせた結果を紹介します。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリーなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
【結論】家庭菜園の野菜どろぼうにも警察は動いてくれる

警察に確認してみたところ、家庭菜園の盗難も適切に対処してくれるとのことでした。
【問い合わせ時の会話】
筆者
「家庭菜園で野菜が盗まれた場合って、警察に相談していいのでしょうか?」
警察
「はい、警察にご連絡いただければ現場に警察官を向かわせて状況を確認いたしますよ」
筆者
「そうなんですね!勝手なイメージですが、仕事として野菜を育てている農家さんしか対応してもらえないのかと思っていました…」
警察
「大丈夫ですよ、家庭菜園にも対応いたします。もし被害に遭われた際は、管轄の警察にご相談ください」
物価高もあってか、野菜どろぼうの被害は深刻です。農林水産省や警察署も「農作物の盗難注意」を呼びかけています。農家なわけじゃないからと警察への通報を遠慮していると、野菜どろぼうの餌食になりますよ。
「頻繁に畑の野菜を盗まれる」
「明らかに盗まれた形跡がある」
違和感に悩んでいる人は、ぜひ最寄りの警察署に相談してください。
犯人を捕まえたいなら防犯カメラを設置しよう!

家庭菜園の野菜どろぼうでも、警察に相談できることが分かると安心ですよね。
しかし、野菜が盗まれたからといって警察が犯人逮捕に向けて動いてくれるとは限りません。野菜どろぼうの被害に遭ったと立証できるものがないと「気のせいでは?」「イノシシに食べられたんじゃない?」などとかわされる可能性があります。

警察は刑事事件で動く組織なので、証拠不十分な状態では動けないのです
もし野菜を盗まれたときに証拠が一切なければ、泣き寝入りになるかもしれません。「また野菜が盗まれるかも」「畑で犯人に遭遇して刃物を向けられたら…」なんて不安や恐怖を抱くようにもなり、家庭菜園を楽しめなくなるでしょう。
そんな事態を回避するためにも、防犯カメラを設置するのがおすすめです。防犯カメラがあれば、野菜どろぼうの証拠を集められます。
【防犯カメラで得られる証拠の例】
- 犯人の特徴(顔、性別、身長、服装など)
- 犯行時刻
- 車(車種、ナンバー、色)
- 何をどれくらい盗んでいるか
上記のような証拠が集まれば、警察も動きやすくなるはずです。犯行時刻に合わせてパトロールを強化してくれたり、犯行に使われた車がどこにあるかを調べてくれたりといった対応が期待できますよ。



筆者宅も、防犯対策のためにカメラを設置していますよ(野菜どろぼうのためにつけたわけではありませんが)
防犯カメラを設置する際は、できるだけプロにお願いしましょう。野菜どろぼうを映すのに効果的な設置位置、角度、カメラの種類は、素人では判断が困難です。犯行の証拠が映らないと防犯カメラの意味がないので、どう設置したらいいのか分からない人はプロにやってもらう方が安心ですよ。
「防犯カメラ設置110番
家庭菜園の野菜どろぼうは警察に相談だ!
警察に直接聞いてみて、家庭菜園に現れた野菜どろぼうにも警察が対応してくれることが分かりました。近年は物価高の影響で野菜の盗難が多発しているようなので、困ったときに警察に相談できるのは心強いですよね。
ただし、全国各地の警察が同じように対応してくれるとは限りません。「証拠がないから」と聞く耳を持ってくれない場合もあるでしょう。証拠があれば警察を味方につけやすくなるので、家庭菜園をする人は防犯カメラを設置しておくのがおすすめです。
自分の畑を守るなら、防犯カメラのプロ「防犯カメラ設置110番
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


