冬が来る前に!家庭菜園の防寒対策を解説【野菜・苗・果樹別】

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野菜や果樹を冬越しさせるためには、適切な防寒対策が必要です。

しかし、作物には服を着せることもコタツに入れることもできません。一体どうすれば冬越しさせられるのかと悩んでいる人もいることでしょう。

そこで本記事では、家庭菜園の防寒対策を解説します。野菜、苗、果樹に分けて解説するので、おうちで育てている作物に合わせて防寒対策をしてくださいね。

【執筆者】夏目ミノリ

  • 山・畑持ちのフリーライター(大手メディア執筆実績・テレビ出演オファー経験あり)
  • 地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
  • 家庭菜園ブログ「おうち農園」と薪ストーブブログ「ほっこり。」の2サイト運営中

「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

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目次

家庭菜園に防寒対策が必要な理由

「冬に育てるものは寒さに強いし、防寒対策なんて必要ないのでは?」

確かに、冬越しできる野菜・果樹は、寒さに強いイメージがありますよね。「わざわざ防寒対策をしなくても」と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、作物のなかには防寒対策が必要なものもあります。なぜ必要なのか、理由は以下の通りです。

【家庭菜園に防寒対策が必要な理由】

  • そもそも耐寒性がないから
  • 耐寒性があっても、急激な温度変化には弱い場合があるから
  • 雪の重みで茎が折れることがあるから
  • 霜で葉が傷むおそれがあるから

冬に育てる作物のなかには、耐寒性がないものもあります。

鈴なりのミニトマト

例えば、夏野菜の代表格・トマト。春に苗を植えるために、寒い時期から育苗を始めることがあるのですが、トマトの生育適温は25~30℃です。耐寒性がないのに寒い時期から育てなければならないので、防寒対策が必要です。

プランターからはみ出しているさちのかの実

耐寒性があっても、急激な温度変化には弱い野菜もあります。有名なのがいちごですね。いちごは寒さに強い野菜として知られていますが、温度が急激に下がると株が弱ることがあります。冬越しさせるためには、防寒対策をして徐々に寒さに慣らしてあげることが大切です。

雪の重みで茎が折れたのらぼう菜

雪が積もると、重みに耐えきれず作物の茎が折れてしまうこともあります。筆者が冬にブロッコリーとのらぼう菜を育てたとき、どちらも雪の重みでバキバキに折れました。

それでも、春になると持ち直して無事収穫できました
植物の生命力はすごい!

冬は、雪の重みで作物が折れたり、霜で葉が枯れたりします。物理的ダメージを防ぐという意味でも、防寒対策は必要です。

野菜の防寒対策

青々としたのらぼう菜の葉

ここでは、栽培中の野菜を冬越しさせる方法を3つ解説します。

トンネル

畑のトンネル

トンネルは、アーチ型の支柱を立ててシートや寒冷紗などをかける方法です。トンネル内を保温できるので、防寒だけでなく霜対策にも効果があります。雪の重みで野菜がつぶされる心配がないのも、骨組みがあるトンネルのメリットです。

こちらは、支柱とシートがセットになっているので、設置が簡単でおすすめです▼

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べたがけ

べたがけは、野菜の上に直接シートや寒冷紗などをかける方法です。支柱を使わないので、簡単に設置できます。「防寒対策にあれこれ買うのは面倒くさい」「短時間でなんとかしたい」…そんな手軽さ重視の人におすすめです。

ただし、べたがけでは雪の重みから野菜を守ることができません。雪がよく降る地域で家庭菜園をしている人は、注意しましょう。

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マルチング

藁を敷いたいちごのプランター

マルチングは、土に資材を敷いて地温が下がりすぎないようにする防寒対策です。土の乾燥を防げたり、マルチングの種類によっては土に栄養を与えられたりといった効果も得られます。メリットが多いので、やって損はないですよ。

苗の防寒対策

窓際に並んでいるポット

冬に育苗をする場合は、苗を寒さから守ってあげなければなりません。具体的な方法は、ここから紹介する2つです。

ヒートマット

ヒートマットとは、電気による加熱で地温の低下を防ぐマットです。ホットカーペットみたいなものですね。ポット内が温まることで生育を促せるので、冬の育苗におすすめです。

ヒートマットは、コントローラーで簡単に温度調整ができて高性能なHaruDesignがおすすめです▼

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育苗ハウス

育苗ハウスとは、簡易的なビニールハウスのことです。冷たい風や雪から苗を守れるので、冬も安心して育苗できます。プランターを覆うだけのコンパクトなものから、人が入れる大きさのものまで、サイズはさまざまです。設置する場合は、育苗する数や設置場所に合ったサイズを選びましょう。

こちらはサイズバリエーションが豊富なので、家庭菜園のスペースに合わせて設置できます▼

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果樹の防寒対策

木になっているキウイの実

数ヶ月で栽培を終える野菜と違い、果樹は何年もお世話をしていくものなので、寒さに弱い品種は冬越し対策が欠かせません。

ここでは、果樹の防寒対策を3つ紹介します。

藁巻き

藁を巻いたレモンの木

藁巻きは、果樹に藁を巻く防寒対策です。果樹の大きさ、太さに関係なくできる方法なので、初心者さんでも取り組みやすいでしょう。

筆者も冬が来る前に藁を巻いています

やり方は下記の通りです。藁のみでできるので、ぜひやってみてください。

藁巻きの手順を紹介した分割画像

【藁巻きの手順】

  1. 藁を片手で握れるくらいの量で2束用意する(幹の太さによっては束数が増えることもある)
  2. 藁で幹を包む
  3. 少量の藁を紐代わりにし、幹をぐるっと一周させて余った部分をねじる。
  4. ねじって丸めた藁を紐のなかに通す

藁は通販で購入できます。カネアは放射線検査をしているので、安心して使えますよ▼

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不織布カバー

不織布カバーをかぶせた果樹

不織布カバーは、果樹や果実を保護する目的で使う不織布の袋です。保温性があるので、冬の冷たい雨風から果樹を守れます。

筆者はこちらを使っています。あまり寒さに強くないレモンも、このカバー+藁巻きの組み合わせで無事に冬越しできました▼

マルチング

プランターにヒノキの樹皮を切って入れている

果樹の株元にマルチングをするのも、防寒対策に有効です。土の乾燥を防げるとともに、地温の下がりすぎによる根の凍結も防げます。

室内で管理するのも防寒対策に有効!

窓辺に並んだたくさんのプランター

ポットやプランターのように、移動できるものは室内で管理するのもおすすめです。室内であれば、冷たい雨風を防げるだけでなく、暖房器具で効果的に防寒できます。

  • 発芽温度が高めのもの
  • 耐寒性が低い野菜・果樹

上記のようなものは、トンネルやマルチングといった屋外向けの防寒対策では、冬を越せない可能性があります。寒さで枯れないか心配だという人は、できるだけ室内に入れてあげましょう。

寒さ対策はいつからいつまでやる?

家庭菜園の防寒期間は地域によって異なりますが、一般的には11月頃から2月頃までが目安です。

11月は、気候が秋から冬に切り替わる時期なので、気温が安定しません。涼しくて過ごしやすい日もあれば、急に寒さを感じることもあります。12月に入ってからでは手遅れになる可能性があるので、防寒対策は11月に入ったくらいから始めるのがおすすめです。

いつまでやるかについては、2月の終わりくらいを目途にするといいでしょう。2月の後半になると、暖かい日も増えてきます。作物たちが休眠から目覚め始める時期なので、少しずつ防寒具を外して栽培環境を調整してあげてください。

防寒対策を終えるときのポイントは、「少しずつ防寒をやめること」です。2月後半は暖かくなるといっても、朝はまだ霜が降りますし、日によっては冬に逆戻りすることもあります。いきなり防寒対策をやめてしまうと、霜や急激な温度低下に対応できなくなるので、天気予報や温度計を確認しながら、少しずつ防寒期間を卒業させましょう。

筆者はこちらの温度計を設置しています。室内・屋外を同時に確認できるので、使い勝手がよくておすすめです▼

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しっかり防寒して家庭菜園を守ろう!

作物のなかには、冬越しのために防寒対策が必要なものもあります。寒さで枯れたり、雪の重みで茎や枝が折れたりしないように、しっかり寒さから作物を守りましょう。

本記事では、野菜、苗、果樹の3つに分けておすすめの防寒対策を紹介しました。決して、すべてをやる必要はありません。できるものからでいいので、ぜひ寒くなり始める前に防寒対策をしてあげてください。

※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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