生ごみの堆肥化は、おうちのごみを減らせるうえに家庭菜園にも役立って一石二鳥です。しかし、堆肥化はいいことばかりではありません。残念ながら問題点もあるので、コンポストを始める前に十分検討・対策することが大切です。
そこで本記事では、生ごみの堆肥化における問題点を紹介します。上手に生ごみを堆肥化させるコツにもつながるので、最後までチェックしてくださいね。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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生ごみ堆肥化の問題点4つ

「生ごみを堆肥化させれば、エコに家庭菜園を楽しめますよ」
「堆肥化させた生ごみを使うことで、野菜が元気よく育ちます」
このように、多くの自治体が生ごみを減らすために堆肥化のメリットを謳っています。
もちろん、何も間違ってはいません。しかし、家庭で生ごみを堆肥化させることには、いくつか問題点があるのも事実です。具体的にどんな問題点があるのか、ここで詳しく紹介します。
問題点1. 悪臭リスクがある

生ごみが堆肥化するまでの間に、悪臭が発生してしまうことがあります。あまりにひどいと、生活に支障をきたしたりご近所トラブルにつながったりするので、におい問題で悩む人は少なくありません。
ただ、工夫しだいでにおいを軽減することは可能です。どうすればいいかを知る前に、まずは堆肥化の仕組みを理解しておきましょう。

未処理の生ごみは水分を多く含んでいるので、堆肥化の序盤は酸素を嫌う嫌気性微生物が繁殖します。台所の生ごみから嫌なにおいがしてくる原因となる菌ですね。
嫌気性微生物が増えると、呼吸や分解による熱でコンポスト内の温度が上がり、生ごみ中の水分も徐々に減少します。さらに土をかき混ぜて酸素を入れることで、今度は酸素を好む好気性微生物が増殖。嫌気性微生物による嫌なにおいがなくなっていくとともに分解発酵も進み、堆肥が完成します。

つまり、生ごみの堆肥化で悪臭を出さないためには、いかに早く生ごみの水分を減らし好気性微生物を増やすかが重要です
微生物は人間の手でコントロールできないので、いろいろ工夫をしてもうまくいかない場合があります。生ごみの堆肥化に挑戦するなら、序盤は悪臭との戦いになることを覚悟しておかなければなりません。
問題点2. 虫が寄ってくる
生ごみのにおいにつられて虫が寄ってきたりわいたりするのも、生ごみ堆肥化における問題点のひとつです。
微生物が生ごみを分解するには時間がかかります。コンポストの管理を間違えたり、生ごみを誤った埋め方で処理したりすると、堆肥化するまでの間に虫の温床ができてしまうでしょう。虫が苦手な人からすれば地獄絵図です。
生ごみを使う以上、虫の発生リスクは避けられません。生ごみの堆肥化を始める前に、しっかりと害虫対策を講じる必要があります。
問題点3. 時間がかかる


生ごみの堆肥化には、とにかく時間がかかります。「明日には堆肥がほしい」「生ごみがにおわないように早く堆肥化させたい」…こうしたスピード感重視のニーズには、基本的に対応できません。
生ごみの堆肥化にかかる期間の目安は、数ヶ月~1年です。簡単には堆肥化できないので、「そんなに時間がかかるなら堆肥を買ってきた方がいいや」と手作りを諦めてしまう人もいます。



生ごみを分解するだけなら数日あるいは数週間でできますが、発酵までさせるとなると結構時間がかかるんです…
問題点4. 処理が間に合わず生ごみがたまる


コンポストや生ごみ処理機で処理できる生ごみの量は限られています。1日に大量の生ごみを捨てることはできないので、処理しきれなかったぶんがたまってしまうと悩んでいる人もいるようです。
たまった生ごみは可燃ごみに出すしかありません。「結局生ごみを捨てるなら、堆肥化させずに全部捨てちゃった方がラクじゃん」と思うようになり、生ごみの堆肥化に対してモチベーションを維持しづらくなります。
生ごみ堆肥化の問題点をクリアする方法


生ごみの堆肥化にいくつかの問題点はありますが、工夫しだいでクリア可能です。ここでは、具体的なクリア方法を2つ紹介します。
方法1. 生ごみ処理機を使う
生ごみ処理機を使うと、問題点のほとんどが解決できますよ。
とくに、電動タイプの生ごみ処理機は処理スピードが速く、わずか1日で生ごみを堆肥化する機種もあります。フィルターや生ごみの乾燥機能を搭載している機種であれば、悪臭や虫に悩まされる心配もほとんどありません。1日に処理できる生ごみの量は機種によって異なりますが、処理量が多い機種を選べば生ごみがたまる問題はクリアできるでしょう。
生ごみ処理機を使うと、生ごみ堆肥化の問題点を手っ取り早く解決できます。気軽に生ごみを処理できるようになるので、「ちゃんと生ごみを堆肥化できるかな…」と不安を抱いている人には生ごみ処理機がおすすめです。
生ごみ堆肥化の問題点をクリアするためには、生ごみ処理機の設置が一番手っ取り早くておすすめです▼
方法2. 生ごみ堆肥化のサポートグッズを使う
ホームセンターや通販などでは、生ごみの堆肥化をサポートするグッズが販売されています。どんな問題点を対策したいかに合わせてサポートグッズを使うと、生ごみの堆肥化がグッとやりやすくなりますよ。
例えば、生ごみの堆肥化をスムーズに進めたいなら発酵促進剤を使うのがおすすめです。虫が苦手な人であれば、コンポストに設置できる防虫剤を使うといいでしょう。
おすすめ商品をいくつかピックアップしたので、気になるものがあったらぜひ使ってみてくださいね。
「生ごみの堆肥化が進まない」「コンポスト内の土の状態が悪い」といった場合は、こちらが便利です▼
悪臭・虫が心配な場合はこちらを使ってみましょう▼
手軽に虫対策をしたい人には、リーズナブルなこちらがおすすめです▼
生ごみ堆肥化の問題点は工夫でクリアできる
生ごみの堆肥化には、時間がかかる、悪臭リスクがある、虫が寄ってくる、処理が間に合わず生ごみがたまるといった問題点があります。
しかし、これらの問題は工夫すれば簡単に解決できるので、必要以上に身構えなくても大丈夫ですよ。本記事の解決方法も参考にしながら、ぜひ前向きに生ごみ堆肥化にチャレンジしてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


