不織布プランターには、専用の受け皿がほとんどありません。室内で不織布プランターを使いたい人や、ベランダ菜園で水が漏れないようにしたいと思っている人にとっては重大な問題ですよね。
「もう不織布プランターは諦めるしかない…?」
いいえ!不織布プランター専用の受け皿は少ないですが、ほかの受け皿で代用できるものもありますよ。そこで本記事では、不織布プランターにおすすめの受け皿を紹介します。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリーなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
不織布プランター用受け皿の選び方

不織布プランターに使う受け皿には、「こういうものでないといけない」といった指定はありません。不織布プランターがのりさえすれば、基本的にはなんでもOKです。
しかし、不織布プランターの特性上「こういうものがいい」というおすすめはあります。具体的にどんなものがいいのか、受け皿選びで見るべきポイントを解説します。
選び方1. サイズが適切である
受け皿は不織布プランターをのせるものなので、不織布プランターの直径より大きいものを選びましょう。
ポイントは内寸で見ることです。縁の有無や受け皿の厚さで内寸が変わるので、外寸を見ても適切なサイズが分かりません。外寸と内寸を間違えると「不織布プランターの直径より大きいのに、いざ使ってみると入らなかった…」なんてことになる可能性もありますよ。
大切なのは、内寸が不織布プランターの直径より大きいかどうかです。間違えて外寸で判断しないように気をつけてください。
選び方2. 深さがある
不織布プランターは排水性が高いプランターです。受け皿が浅いと、排水された水があふれてしまうおそれがあるので、受け皿はできるだけ深いものを選びましょう。
不織布プランターを受け皿に置いたとき、どれくらいの余白ができるかにもよりますが、内寸で高さ4cmくらいはあると安心です。
とくに、室内で不織布プランターを使う場合は水がちょっとでもこぼれると困りますよね。水があふれるのが心配な場合は、受け皿の幅や奥行だけでなく、深さにもしっかりと目を向けましょう。
選び方3. 水受けがついている
不織布プランターはビッグサイズのものが多いので、受け皿にたまった水を捨てようと不織布プランターを逐一移動させるのは大変です。しかし、水受けがついている受け皿であれば、たまった水を簡単に捨てられてラクですよ。
実は、不織布プランターには「見た目以上に土がたくさん入る」という特徴があります。不織布プランター自体は軽量ですが、土をしっかり入れた後の重量はかなりのものです。受け皿の水を捨てるために、重いプランターを細々移動させるのは面倒くさいですよね。

個人的に、5ガロン以上になると重いし大きいしで移動が面倒くさくなります…
だからこそ、水受けがついている受け皿は重宝します。不織布プランターを受け皿からはずさなくても水を捨てられるので、お世話の労力がグッと減りますよ。
選び方4. サイズのバリエーションがあるもの
不織布プランターのあらゆるサイズに対応できるように、受け皿はサイズバリエーションが豊富なメーカーで選ぶことをおすすめします。
不織布プランターはサイズ展開がとても豊富です。直径18cmほどのコンパクトなものから、直径70cmにもなる大型のものまであります。今お手持ちの不織布プランターに合わせて受け皿を用意したとして、いずれ他サイズの不織布プランターも必要になった際に、改めて受け皿を一から探すのはだいぶ手間です。
しかし、受け皿のサイズバリエーションが豊富なメーカーを見つけておけば、不織布プランターのサイズに合わせて受け皿選びもスムーズにできます。使い勝手が分かっているものなので、「本当にこれでいいのかな?」という不安を抱くことなく買い物できるところもメリットです。
将来的なことも考えると、できるだけ受け皿のサイズを幅広く展開しているメーカーを愛用するのがおすすめですよ。
不織布プランターの受け皿におすすめのアイテム5選


ここからは、不織布プランターにおすすめの受け皿を厳選して5つ紹介します。
1. amabro「アートストーンソーサーLL」
amabroの「アートストーンソーサーLL」は、有効内寸が約25.5cmなので、2ガロンまで対応できます。(ジャストフィットでよければ3~4ガロンでも対応可能)
ストーン調のデザインでインテリア性も抜群。石っぽい質感で重そうに見えますが、実際は約360gと軽量なので扱いやすいですよ。カラーバリエーションは4種類で、部屋の雰囲気に合ったものを選べるところもうれしいポイントです。
商品情報▼
| サイズ | 約直径29.6cm×高さ4cm (有効内寸:約直径25.5cm) 不織布プランターの対応サイズはこちらを参照 |
|---|---|
| 素材 | ストーンパウダー、ポリプロピレン |
| 重量 | 約360g |
| カラー | グレー、ブラウン、ブラック、ネイビー、テラコッタ |
2. アイリスオーヤマ「中深型鉢受皿 14号」
アイリスオーヤマの「中深型鉢受皿」は、4号から14号まで幅広くサイズ展開しています。最大の14号は約直径34cm(内寸)あるので、不織布プランターであれば5ガロンくらいまで対応可能です。
カラーはホワイトとダークブルーの2色。シンプルかつ値段もリーズナブルなので、手軽に使えますよ。
商品情報▼
| サイズ | 約直径41.9cm×高さ6.4cm (有効内寸:約直径34cm) 不織布プランターの対応サイズはこちらを参照 |
|---|---|
| 素材 | ポリプロピレン |
| 重量 | 約357g |
| カラー | ホワイト、ダークブルー |
3. amabro「キャスター&水受け付き プランツトレー」
amabroの「キャスター&水受け付き プランツトレー」は、受け皿の裏側にキャスターがついているアイテムです。移動がラクにできるので、部屋を掃除したいときや模様替えのときに便利ですよ。さらに、不織布プランターから排水された水をためておける水受けも完備。これなら、室内でも安心して不織布プランターを設置できますね。
本品の直径は28cm。ただし、縁があるので不織布プランターを置くなら直径25cmの3~4ガロンくらいまでにしておくのがおすすめです。
商品情報▼
| サイズ | 直径28cm×高さ8cm 不織布プランターの対応サイズはこちらを参照 |
|---|---|
| 素材 | ポリプロピレン |
| カラー | ホワイト、グレー、ブラック |
4. 大和プラスチック「ガーデンパレット 800型」
「大きめの不織布プランターを置きたい」「複数個の不織布プランターをまとめたい」…そんな人にぴったりなのが、大和プラスチックのガーデンパレットです。幅81cm×奥行40.5cmの長方形なので、内寸を考慮しても7ガロンまではしっかり収まるでしょう。
また、不織布プランターでよく見る丸型だけでなく、長方形型に対応できる点も本品のメリットです。
商品情報▼
| サイズ | 幅81cm×奥行40.5cm×高さ4cm 不織布プランターの対応サイズはこちらを参照 |
|---|---|
| 素材 | ポリプロピレン・ポリエチレン混合再生樹脂 |
| カラー | ブラウン、ブラック |
5. usptalie「布製栽培バッグ用自動給水ベース」
usptalieの給水ベースは、受け皿にネットがついているアイテムです。余分な水だけを受け皿に落とせる仕組みなので、プランター底の湿気がたまりにくく根腐れ防止に効果的ですよ。
サイズは直径35.4cmで、5ガロンくらいまで対応できます。7ガロンだとぴったりすぎるので、ギリギリ使えるかどうか…というところですね。
色は黒一点のみ。不織布プランターは黒色のものが多いので、統一感も出せます。
商品情報▼
| サイズ | 直径35.4cm×高さ3.5cm 不織布プランターの対応サイズはこちらを参照 |
|---|---|
| 重量 | 1.88kg |
| カラー | ブラック |
既存の受け皿から不織布プランターに合うものを選ぼう!
現状、不織布プランター専用の受け皿はほとんどありませんが、不織布プランターに使える受け皿はたくさんあります。特別な構造の受け皿でないと使えないということはないので、安心してくださいね。
ただし、不織布プランターには「ビッグサイズのものが多い」「排水性が高い」など、ほかのプランターとは違う特徴があります。受け皿選びの際は、本記事の内容を参考にお手持ちの不織布プランターに合った受け皿を選びましょう。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。




