「家庭菜園で立派な大根を育てたい!」
しかし現実はそううまくいかず、思うように大根が大きくならないと悩んでいる人もいることでしょう。
実は、大根が大きくならない原因は1つや2つではありません。たくさんの原因があるので、大根が大きくならないことも結構あるあるなんですよ。
そこで本記事では、大根が大きくならない原因と対策を紹介します。これから大根を大きく育てたいと思っている人は、ぜひ本記事の内容を意識しながら大根栽培にチャレンジしてみてください。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
大根が大きくならない原因・対策9選

ここでは、大根が大きくならない原因を紹介します。併せて対策も紹介するので、「前に大きくならなかったのはこれが原因かも!」と思うものがあれば、次回育てるときの参考にしてくださいね。
1. 栄養が足りていない
大根に限らず、野菜が大きくなるには栄養が必要です。「土作りで肥料を入れていない」「追肥をし忘れている」…こうした状態で大根が大きくならない場合は、栄養不足の可能性があります。栽培前ならしっかり土壌改良し、すでに栽培中の場合は追肥をして栄養を補給してあげましょう。
肥料は、自然素材を使っている&放射能検査済みで安全性が高い「金の肥料」がおすすめです▼
「肥料は使いたくない」という人には、生ごみ堆肥がおすすめです。筆者もコンポストで作った生ごみ堆肥で家庭菜園をしていますよ▼
2. 土がかたい

大根は根なので、根を伸ばせる環境が快適でないと大きくなれません。具体的にいうと、土がかたかったり土壌内に大きな石がゴロゴロあったりした場合は、なかなか根が伸びないでしょう。

とくに、粘土質でガチガチな土壌は要注意です
地植えで大根を育てるなら、しっかり根を伸ばせるようにふかふかな土を用意してあげる必要があります。具体的に、以下のようなことを意識して土作りをするといいでしょう。
【ふかふかな土作りのポイント】
- 土をしっかりと耕す
- 石やゴミなどの障害物を取り除く
- 水はけがよくなる資材を入れる
水はけUPにはもみ殻くん炭がおすすめです▼
3. 日当たりが悪い
日当たりの悪さによって光合成がうまくできていないのも、大根が大きくならない原因のひとつです。
大根は、葉で光合成して大根本体(根)が成長します。畑が日陰にあったり、短時間しか日が当たらない場所に大根があったりすれば、効率よく光合成ができず小さい大根になってしまうでしょう。
大根を大きく育てるためには、日照を確保することが重要です。育て方に合わせて、大根が光合成しやすい環境を作ってあげてください。
例えば、プランター栽培なら日当たりがいい場所に移動させることで日照を確保できます。地植えの場合は、プランターのように移動できないので、種まき前に日の当たり具合を確認しておきましょう。
4. 間引いていない


間引き不足で株間が狭いと、大根が栄養を取り合って大きくなりません。
例えば、上の写真は筆者の畑で育てた大根です。「もったいなくて間引けない…」といっているうちに、大根が細々と育ってしまいました。


実際に抜いてみると、15cmあるかないかくらいの大きさしかありませんでした。もともと長さが出ない品種(打木源助大根)ではありますが、間引き不足で余計に小ぶりです。


しかし、間引いてから数日後にもう一度畑の大根を抜いてみると、前回抜いたものより1.5倍くらい大きい大根がとれました。
大根を大きくするなら、株間20~30cmくらいはほしいところです。もったいなく思う気持ちもよく分かりますが、大根本来の姿に育ててあげるためにも間引きは必要ですよ。
5. 土寄せしていない


可食部が太くて忘れがちですが、大根は実ではなく根です。地表に出ると水や栄養を吸収しづらくなるので、土寄せしていないと大きくならない可能性があります。
せっかく肥料を入れて栄養のある土にしても、大根が吸収できなければ意味はありません。葉が大きくなってきたころには、しっかりと土寄せしてあげましょう。
6. 害虫対策をしていない
害虫の存在も、大根が大きくならない原因となり得ます。
大根は葉が行う光合成によって大きくなります。もしも害虫が葉をたくさん食べてしまうと、光合成の効率が悪くなり根が大きくなりません。
大根の葉を食べる害虫には、モンシロチョウの幼虫やハムシなどがいます。放置していると「おいしい、おいしい」とどんどん葉を食べられてしまうので、小まめに害虫チェックをして見つけしだい駆除しましょう。
イモムシ系を手で触るのはちょっと気が引けるので、筆者宅ではこちらのピンセットを使って駆除しています▼
7. 大きくならない品種を育てている


大根のなかには、大きくならない品種もあります。
【あまり大きくならない大根品種の例】
- 切太大根
- 打木源助大根
- 紅芯大根
- 二十日大根(ラディッシュ)
大根というと、一般的にはスーパーにある長くて大きな大根(青首大根)をイメージする人が多いでしょう。しかし、大根のなかには長くならないずんぐり型の品種や、かぶっぽく丸く太る品種などがあります。こうした品種はもともと大きくならない傾向にあるので、よくある「長くて大きい大根」を育てたいときは品種選びに気をつけてください。
「長くて大きい大根」を育てるなら青首大根の種をゲットしましょう▼
8. 生育時期が合っていない
野菜には発芽適温と生育適温があります。文字通り「芽が出やすい温度・よく育つ温度」ですね。もしも誤った生育時期に種まきをすると、大根はうまく育たず大きくなりません。
適温は、多くの場合で種袋に記載されています。品種によって種まき時期が異なるので、種袋に書かれた栽培スケジュールを確認してから栽培計画を立てましょう。
栽培計画を立てたら、忘れないようにカレンダーにメモしておくのがおすすめです▼
9. 収穫のタイミングが早い


大根が大きくならないのは、まだ収穫時期を迎えていないだけの可能性もあります。本当に収穫してもいいタイミングかどうか、今一度確認してみましょう。
【収穫時期の見極め方】
- 栽培日数が60日以上経っている(※日数は品種によって変動あり)
- 葉が広がっている
- 大根の頭がせりあがっている
せっかく上手に育てたのに、収穫時期前にとってしまうのはもったいないですよ。下記の記事で収穫時期の見極め方についてもう少し詳しく解説しているので、取り時に悩んでいる人は確認してみてください。
大根が大きくならない原因は多い!できていない部分は積極的に対策しよう
大根が大きくならない原因には、育て方、環境、品種などさまざまなものが考えられます。「これが原因」と大根が教えてくれるわけではないので、育てる人がしっかり大根と向き合い、原因を探って対策を講じることが大切です。
おいしく立派な大根を味わうためにも、ぜひ本記事の内容を意識して大根を育ててみてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。








