【材料は生ごみ!】コンポスト堆肥の作り方|失敗しないコツも伝授

堆肥は、コンポストに生ごみを埋めることで簡単に手作りできます。おうちの生ごみを減らせるうえに栄養満点な堆肥もゲットできるので、一石二鳥です。
とはいえ、具体的にどうすれば堆肥ができるのか分からないという人も多いことでしょう。
「どんな感じで生ごみを埋めたらいいの?」
「コンポストの正しい使い方は?」
「堆肥ってどれくらいでできる?」
そんな多くのハテナを浮かべている人に向けて、本記事ではコンポスト堆肥の作り方を解説します。
あわせて、「悪臭がする」「虫がわく」といったコンポストの失敗を防ぐ方法も解説するので、最後までチェックしてくださいね。
コンポストは通販で購入できます。微生物を活性化させるために地温を上げる必要があるので、ふたは光を通すものがおすすめです▼
コンポストの自作を検討している人は、ぜひ下記の記事をチェックしてみてください▼

「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
生ごみを使ったコンポスト堆肥の作り方

コンポスト堆肥の作り方は、以下の3工程です。
【コンポスト堆肥の作り方】
- コンポストに生ごみを埋める
- 半年を目安に土を入れ替える
- 黒い袋に入れて日当たりがいい場所で完熟させる
「たった3工程か」と思われるかもしれませんが、各工程に細かいポイントがたくさんあります。初めての人でもコンポスト堆肥作りができるように、ここからは写真付きで作り方を詳しく解説しますね。
STEP1. コンポストに生ごみを埋める

まず、堆肥の材料となる生ごみをコンポストの土に埋めます。具体的にどうやって埋めたらいいのか、順番に確認していきましょう。

キッチンバサミを使って、生ごみを細かく切ります。

「〇cm角に」と決まったサイズはありませんが、できるだけ細かく切った方が分解がスムーズに進みますよ。

生ごみを細かくしたら、少しだけ水を入れます。
ポイントは「水の量」です。水が少なすぎると微生物が働きにくく、多すぎると悪臭や虫などのトラブルにつながりやすくなります。
生ごみを分解させるためには適度に水分が必要なので、生ごみが軽く湿る程度の水を入れましょう。

続いて、生ごみを埋める部分に深さ20cm程度の穴を掘ります。浅すぎると生ごみのにおいが上がりやすくなるので、しっかり掘るのがポイントです。
穴を掘ったら、生ごみを入れます。

土も少し入れて、生ごみとしっかり混ぜ合わせます。

最後に土をかぶせたら、生ごみの処理は完了です。

生ごみを処理する際は、毎回違う穴を掘って生ごみを入れ、埋める場所をローテーションします。
一周したときに、前に埋めた生ごみが大体分解されているという状態がベストです。

「前回どこに埋めたっけ?」とならないように、次回どこに穴を掘るか目印をつけておきましょう。
1~5までの工程が、日常的に行う生ごみ処理です。
生ごみをコンポストに入れる頻度に、これといった決まりはありません。ただし、一度に捨てる量が多すぎると埋めきれないので、生ごみをためすぎないようにしましょう。

筆者は2~3日に1回くらいの頻度で生ごみをコンポストに入れています
STEP2. 半年を目安に土を入れ替える


生ごみを埋め始めて半年経ったら、土の一部をとって新しい土を入れます。とる土の量は、生ごみを埋めている深さ20cmぶんくらいです。
ただし、「半年」はあくまで目安のひとつなので、状況に合わせて調整しても大丈夫ですよ。
例えば、筆者は5月にコンポストを使い始めて、秋野菜準備のために8月に土の入れ替えをしました。たった3ヶ月で新しい土を入れているんですね。
夏は分解がスピーディーな傾向にあるので、短期間でも次の段階に進められます。逆に、分解がゆっくりめな冬は、急いで土の入れ替えをしない方がいいでしょう。
「急ぎで堆肥がほしいわけじゃないから、しばらく放置していてもいい?」
半年以上置いていても大丈夫ですが、長すぎるのも考えものです。長く同じ土に生ごみを埋め続けていると、卵の殻や野菜の皮のような分解が遅いものだらけのコンポストになってしまう可能性があります。土の入れ替えは、コンポスト内の状態を見ながら定期的に行いたいですね。
STEP3. 黒い袋に入れて日当たりがいい場所で完熟させる


コンポストから出した土は、まだ発酵が不十分な状態です。すぐには使わず、完熟させてから使いましょう。黒い袋に入れて日当たりがいい場所に置いておくと、袋内の温度が上がって発酵しやすくなりますよ。
土を袋に入れてすぐは、まだ生ごみのにおいがすると思います。しかし、袋の中で発酵が進むと、しだいに嫌なにおいが薄れていきますよ。最終的に嫌なにおいが消え、土っぽいにおいに変わったら完熟(野菜作りに使ってもいい状態)と思ってもらったらOKです。
コンポスト堆肥作りで失敗しない3つのコツ


「うまくできるかな?」
「失敗したらどうしよう…」
堆肥の作り方が分かっても、初めてだと失敗しないかと不安になりますよね。そこでここからは、コンポスト堆肥作りで失敗しないコツを3つ解説します。
コツ1. 生ごみを埋める前に細かく切る
生ごみは、できるだけ細かく切ってからコンポストに埋めましょう。
「生ごみが大きい状態のまま埋めてはダメ」というわけではありません。しかし、それだと微生物が分解するのに時間がかかってしまいます。長期間生ごみがコンポスト内に存在することになるので、悪臭や虫がわくなどのリスクも高まるでしょう。
分解をスムーズにするためにも、生ごみは細かくしてからコンポストに入れるのがおすすめです。
コツ2. 生ごみに少量の水を含ませる
生ごみは、適度にウェットな状態で埋めるのがおすすめです。
「生ごみってしっかり水を切ってからコンポストに入れた方がいいんじゃないの?」
確かに、生ごみに水気が多いと、悪臭や虫などのトラブルにつながりやすいです。しかし、水気がなさすぎると微生物の働きが鈍くなり、分解が進みにくくなります。



微生物を活性化させるためには、適度な酸素と水が必要なんです
軽く湿らせる程度でいいので、生ごみは少し水を含ませてからコンポストに入れましょう。
コツ3. しっかり穴を掘って土をかぶせる
生ごみを埋める穴は深めに掘り、最後は土でしっかりとふたをしましょう。
穴が浅かったり、土をかぶせていなかったりすると、生ごみのにおいが上がってきて「悪臭がする」「虫がわく」といったトラブルにつながります。しかし、深めに生ごみを埋めて土をしっかりかぶせておけば、においが上がりにくいうえに虫も卵を産み付けにくくなりますよ。
深さの目安は20cmくらいです。逆に深すぎると、酸素が届きにくくなって分解がスムーズに進まなくなるおそれがあるので、気をつけてくださいね。
もし失敗したら?いざというときの対処法


どんなに気をつけていても、コンポストの扱いに失敗することがあります。とくに、慣れていない人によくあるのが「悪臭がする」「虫がわく」「分解できていない」といった失敗です。
しかし、失敗しても適切に対処すれば堆肥作りを継続できる可能性があります。「失敗したかも…」と思ったときは、諦める前に以下の対処法を試してみてください。
【コンポストに失敗したときの対処法】
- 悪臭がする
∟土をしっかり混ぜたり、水分を調整したりする - 虫がわく
∟土を天日干ししたり、土の一部を除去したりする - 分解できていない
∟コンポストから取り除く
コンポストから悪臭がするのは、微生物の働きがいまいちなことが原因である可能性があります。微生物がしっかり働いてくれれば、生ごみの分解が促進されて嫌なにおいも薄れていくはずです。土に酸素を含ませたり、水分を調整したりして微生物を活性化させましょう。
虫がわいた場合は、土を天日干ししたり、土を除去したりして対処します。
長期間分解されない生ごみがある場合は、コンポストから取り除きましょう。ただし、生ごみのなかには分解に時間がかかるだけで、いずれはちゃんと分解されるものもあります。形が残っているものをすべて取り除いてしまったらコンポストの意味がないので、なんでもかんでも取り除かないように気をつけてくださいね。
生ごみで栄養満点のコンポスト堆肥を手作りしよう!
コンポスト堆肥は、生ごみをコンポストに入れて適切に管理すれば、簡単に作れます。具体的な手順は、以下の通りです。
【コンポスト堆肥の作り方】
- コンポストに生ごみを埋める
- 半年を目安に土を入れ替える
- 黒い袋に入れて日当たりがいい場所で完熟させる
ポイントを押さえて丁寧に作業をすれば、コンポストによくある悪臭や虫などの失敗も防げます。
生ごみ堆肥は栄養が豊富です。家庭菜園にとても便利に使えるので、ぜひ手作りしてみてくださいね。
コンポストは通販で購入できます。微生物を活性化させるために地温を上げる必要があるので、ふたは光を通すものがおすすめです▼
コンポストの自作を検討している人は、ぜひ下記の記事をチェックしてみてください▼
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。





