葉に潜る厄介者「ミカンハモグリガ」の駆除方法。やられた葉の対処方法も

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    ミカンハモグリガは、ミカンやレモンなど柑橘類の葉を食害する虫です。葉に潜り込んでいるので、農薬の効果が届きにくく「一般的な殺虫剤では駆除できない」という声も耳にします。

    「じゃあ、ミカンハモグリガはどうやって駆除したらいいの…?」

    そう悩んでいる人に向けて、本記事ではミカンハモグリガの簡単かつ効果的な駆除方法を紹介します。

    ※本記事では、ミカンハモグリガの幼虫の写真が出てきます。しかし、虫が苦手な人に配慮してぼかし加工を入れているので、安心してご覧ください。

    【執筆者】夏目ミノリ
    山・畑持ちの元Webライター
    地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

    自給自足しているもの
    薬味(しそ、ねぎ)
    野菜全般
    果物(レモン、ブルーベリーなど)
    ハーブ(ローズマリー、バジルなど)
    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

    「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

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    目次

    ミカンハモグリガの駆除方法2選

    ミカンハモグリガの幼虫に白丸をつけている

    ミカンハモグリガの食害に遭うと、葉にうねうねっとした線が残るので、比較的簡単に見つけられます。線の一番端をよく観察してみてください。上の写真でいうと、白い丸で囲った部分ですね。これが今まさにレモンの葉を食害しているミカンハモグリガの幼虫です。

    ミカンハモグリガの幼虫を放置していると、どんどん葉を食害していきます。最終的に葉がくるくるっと丸まって使い物にならなくなるので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。

    駆除方法1. 手で取る

    一番簡単なのが、手でパッと取ってしまうことです。幸い、ミカンハモグリガは攻撃的な虫ではありません。サイズが小さく毒々しい模様もないので、見た目の気持ち悪さが少ないぶん虫が苦手な人でもチャレンジしやすいでしょう。

    それでも虫嫌いな筆者は手で取る勇気を出せなかったので、その辺に落ちている木の枝や枯葉で取りました

    ミカンハモグリガは葉に潜っていますが、深いところにいるわけではありません。薄い膜の下を這って食害しているので、軽くなでるように触るだけでも取れますよ。サクッと確実に駆除できる点でも、手で駆除するのがおすすめです。

    駆除方法2. 浸透性のある殺虫剤を使う

    ミカンハモグリガの数が多すぎたり、うまく幼虫を見つけられなかったりする場合は、殺虫剤を使うのもひとつの手段です。

    殺虫剤といっても、何でもいいわけではありません。ミカンハモグリガは葉に潜っているので、殺虫剤を吹きかけてもうまく効かない可能性もあります。使うなら、葉の中まで効果を発揮する浸透移行性剤がおすすめです。

    「ベニカベジフルスプレー」には、適用害虫の欄にミカンハモグリガと明記されています。野菜、果物と幅広い作物に使えるので、これ1本だけで家庭菜園をまるっと守れますよ▼

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    ミカンハモグリガにやられた葉はどうすればいい?

    葉が丸まっているレモンの木

    すでにミカンハモグリガの被害を受けて傷物になってしまったミカンやレモンの葉。このままにしていていいのだろうかと悩んでいる人もいるでしょう。

    ミカンハモグリガにやられた後の対処法は、「そのままにしておけばいい」という人と、「被害に遭った葉を摘み取るべき」という人とに意見が分かれます。

    【各派の意見】

    • そのままにしておく→葉が傷ついても光合成はできるから
    • 葉を摘み取る→傷口からかいよう病(葉、茎、実にコルク状のものができる病気)に感染する可能性があるから

    どちらがいいか、正直なところ正解は分かりません。どちらが正しいかを模索するよりは、状況に合った対処をするのがいいと思います。

    例えば、葉が少ない果樹であれば葉はできるだけ取らない方がいいでしょう。光合成の機会が減り、果樹が育ちにくくなります。一方、かいよう病を恐れるなら被害を受けた葉はしっかり摘み取るのがおすすめです。

    筆者のレモンもミカンハモグリガの被害を受けました
    そのときは果樹に葉がたくさんついていたので、かいよう病のリスクを下げるために葉を摘み取りましたよ(ひどいところは枝ごと切り落としました)

    最適解は果樹によって異なります。葉の数や被害の大きさなどを見て、果樹に合った対処をしましょう。

    ミカンハモグリガは簡単に駆除できる

    ミカンハモグリガは、葉を手でなでるように触るだけで駆除できます。触るのが嫌なら殺虫剤を使うのもアリです。どちらにしても簡単に駆除できるので、見つけ次第早急に駆除しましょう。

    ひとたびミカンハモグリガの食害を受けると、光合成の妨げになったりかいよう病のリスクが高くなったりします。再発しないように、ミカンハモグリガの対策もしっかり行ってくださいね。

    ※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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