バジルの栽培スケジュールを紹介します。「いつ種をまけばいいの?」「種まきからどれくらいで収穫できる?」…こうした疑問がまるっと解決できますよ。
バジルを育ててみたいと思っている人は、育て方をチェックする前に適切な種まき時期・収穫時期を把握しておきましょう。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリーなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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バジルの栽培スケジュール

バジルの発芽適温・生育適温は20~25℃です。暖かい環境を好むハーブなので、春に種をまき秋に収穫を終えるという流れが一般的ですね。
ただし、上のスケジュール表はあくまで目安です。一番重要なのは、発芽適温・生育適温である20~25℃で栽培をすること。地域、年、栽培環境によってはスケジュール表通りにいかないこともあるので、天気予報を見ながら適切な時期を見極めることが大切です。
さらに、屋外か屋内かでもスケジュールの立て方が微妙に異なるため、育て方に合わせて種まき時期や収穫時期を詳しく解説します。
屋外栽培(地植え・プランター)

地植えやプランターで屋外栽培する場合は、20℃以上の暖かい時期が種まき時期です。大体4~6月くらいがベストといわれていますが、地域によって寒暖差があるので、天気予報を確認してから種をまきましょう。
もちろん、発芽・生育適温の範囲内であれば春にこだわらなくても種まきは可能です。しかし、梅雨明けくらいから害虫がよく出てくるので、夏に種まきをしてしまうと若い苗が被害に遭う可能性があります。害虫に負けないためにも、できるだけ早めに種をまき、丈夫な苗に育ってから夏を迎えるのがおすすめです。
また、バジルは寒さにめっぽう弱く、夏や秋に種をまくと楽しめる期間が短くなります。バジルを長期的に楽しめるという意味でも、種まき時期は春が最適です。

バジルは、屋外で育てると太陽の光をしっかり浴びてぐんぐん育ちます。種まきから約1ヶ月で収穫できる大きさになるので、収穫時期は種まき時期の1ヶ月遅れくらいだと覚えておくといいでしょう。
屋内栽培(水耕・プランター)

バジル栽培は夏がメインですが、温度管理さえきっちり行えば季節を問わず種まきできます。とはいえ、冬場は窓から寒気が入り込むため、窓辺でバジル栽培をしている場合は部屋が暖かくてもうまく育たないかもしれません。屋内でバジルを育てたい人は、本格的に寒くなる時期以外で種まきをしてください。
種まきのおすすめは屋外と同じ4月からですが、暖冬で窓辺の冷気が少なければ3月からまいてみてもいいでしょう。早めに種まきができれば、そのぶん長期的にバジルを楽しめますよ。
どうしても冬に室内でバジルを育てたい場合は、窓辺からバジルを離してください。窓辺から離せば今度は日照不足のリスクが高まるので、育成ライトで日当たりの悪さをカバーしましょう▼

室内のバジル栽培(とくに水耕)は、屋外よりも育つのがゆっくりな傾向にあります。1ヶ月以上はかかると思うので、収穫時期も種まきから1ヶ月強後と見ておきましょう。
バジルは20~25℃の時期に育てよう!
バジルの発芽適温・生育適温は20~25℃です。地域や年によって何月に適温を迎えるかが異なるので、「何月に何をする」という覚え方ではなく温度で覚えるようにしてくださいね。
収穫時期は、屋外・屋内ともに約1ヶ月が目安です。屋内は育ち方が少しゆっくりめなので、早めに収穫したい人は屋外栽培に切り替えたり、育成ライトで生育サポートをしたりといった工夫をしましょう。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。
※種まき時期・収穫時期は、栽培方法や気候などによって変動します。本記事の栽培スケジュールは、あくまで参考までに留めてください。



