人気の水耕栽培肥料「おうちのやさい」。一体どんな肥料なのか、気になっている人もいることでしょう。
そこで本記事では、おうちのやさいを実際に使ってみた感想をお伝えします。使用感に加え、おうちのやさいを使ってみて分かったメリットとデメリットも紹介するので、購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
本記事で紹介する「おうちのやさい」はこちらで購入できます▼

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
エコゲリラ「おうちのやさい」の概要

おうちのやさいは、水耕栽培、土耕栽培、観葉植物といったあらゆる用途に使える液体肥料です。野菜がおいしく育つことにこだわって作られており、口コミでも「おいしい野菜ができた」と味を評価する声が多く見られます。
同シリーズのなかには2種類の液をブレンドして使うタイプもありますが、本品はこの1本だけでOK。培養液作りが簡単で、手軽に使える点も評価されています。
商品情報▼
| 商品名 | おうちのやさい |
|---|---|
| 税込価格 | 1,496円 |
| 容量 | 500ml |
| 培養液1Lあたりのコスト | 14.96円 |
| 成分(%) | 窒素全量ー2.6 (内アンモニア性窒素ー0.2/硝酸性窒素ー2.4) 水溶性りん酸ー1.0 水溶性加里ー3.6 水溶性苦土ー0.90 水溶性マンガンー0.003 水溶性ほう素ー0.023 |
おうちのやさいの使用感をレビュー

おうちのやさいには、専用の計量カップがついています。
水耕栽培に使う場合の希釈倍率は200倍。つまり、1mlで200mlの培養液が作れます。小さい保存容器や豆腐の容器などで水耕栽培をしている人には使いやすそうですね。

試しに、おうちのやさいでサニーレタスを育ててみました。

培養液を使い始めて1ヶ月。植物育成ライト頼りの栽培でしたが、しっかり育ちました。

ちなみに、他2商品(ハイポニカ、微粉ハイポネックス)でもサニーレタスを栽培し、育ち具合を比較したのがこちらです。
おうちのやさいで育てたサニーレタスは、他社の肥料ほど大きくはなりませんでした。しかし、決して軟弱ではなくしっかり育っています。
味に関しては、正直なところ他社の肥料で育てたサニーレタスと違いを感じられませんでした。もしかすると、ほうれん草や小松菜といったアクがある野菜なら、もっと味の違いが出たかもしれません。ひとまず今回は「普通においしく育った」という印象です。
本記事でレビューしたのは、こちらの商品です▼
おうちのやさいのメリット
実際にエコゲリラのおうちのやさいを使ってみて、筆者が感じたメリットを紹介します。
メリット1. ちょっとだけほしいに対応できる
おうちのやさいは、小さい容器での水耕栽培に対応できるところがメリットです。
水耕栽培の肥料は、希釈倍率が500~1000倍くらいのものが多く見られます。つまり、1mlで500~1000mlの培養液ができてしまうので、少量だけ培養液を作ることが難しいのです。作り置きできない肥料の場合、余った培養液は捨てざるを得なくなり、もったいない使い方となってしまいます。
しかし、おうちのやさいは希釈倍率が200倍(1mlで培養液200ml)なので、少量の培養液作りが可能です。おうちにある小さい保存容器や豆腐の容器などで水耕栽培をする人にとっては、希釈の観点から使いやすい肥料だといえるでしょう。
メリット2. 1本で培養液作りを完結できる
おうちのやさいはボトル1本の液体肥料なので、培養液作りが簡単にできます。
2種類の肥料をブレンドするタイプの商品は、培養液作りに手間がかかって面倒です。とくに、小さい容器での水耕栽培は小まめな水換えが必要なので、培養液作りの頻度も高くなって大変でしょう。
しかし、ボトル1本だけのおうちのやさいであれば、パパッと簡単に培養液が作れます。お世話の手間を減らせるので、水耕栽培も楽しく続けられますよ。
メリット3. 成分のバランスが取れている
おうちのやさいの成分は、全体的にバランスがいいのが特徴です。「根を強くするためにカリを多めに」「窒素をしっかり入れて葉を大きく」など特定の成分に特化していないので、野菜が自然に近い形で育ってくれます。

極端に野菜が大きくなったり葉の色が濃すぎたりすると、不自然でなんだか気持ち悪いですよね…
水耕栽培という人工的な育て方だからこそ、自然な育て方を意識できるのは魅力的ですよね。
おうちのやさいは、使い方も成分もいい意味で無難なので、使いやすくておすすめです▼
おうちのやさいのデメリット
培養液が作りやすく、成分バランスも取れていて使いやすいエコゲリラの「おうちのやさい」。しかし、残念ながらデメリットもいくつかあります。
購入してから後悔しないように、デメリットも確認しておきましょう。
デメリット1. コストが高い
おうちのやさいは、コスパの面が少々気になります。
例えば、筆者が愛用している肥料「微粉ハイポネックス」と比較してみましょう。
| 商品名 | 税込価格 | 培養液1Lあたりのコスト |
|---|---|---|
| おうちのやさい | 1,496円 | 14.96円 |
| 微粉ハイポネックス | 1,518円 | 3.036円 |
500g(500ml)の商品で比較すると、1000倍希釈の微粉ハイポネックスは約3円で培養液1Lが作れます。それに対し、おうちのやさいのコストは約15円と微粉ハイポネックスの5倍です。長期的に水耕栽培をしていくなら、この差は大きいですよね。
ただし、水耕栽培が小規模であれば印象はガラリと変わります。どういうことか、身近な食材を使って説明しましょう。
例えば、低単価のもやし。「安いから」とたくさん買っても、消費しきれず腐らせてしまうことがあります。結局食べずに捨てるはめになるので、お金をドブに捨てるのと同じですね。しかし、ブランド野菜のような高単価な野菜は、たくさんは買えないぶん消費しやすく無駄がありません。
肥料でいうと、もやしが微粉ハイポネックス、ブランド野菜がおうちのやさいです。微粉ハイポネックスは希釈倍率が高いので、少量の肥料でもたくさんの培養液ができます。結果、培養液を余らせてしまい「培養液は少ししか使っていないのに肥料の減りが早い」という謎の現象が発生。コスパがいいのか悪いのか、よく分からない事態に陥ります。
一方、おうちのやさいは培養液を少量だけ作ることが可能で、培養液を余らせる心配がほとんどありません。肥料の無駄遣いを防げるぶん消費スピードもゆるやかなので、肥料を購入する頻度も抑えられます。
培養液1Lあたりのコストで見るとおうちのやさいは高く感じられますが、実際はそこまでコスパが悪い肥料ではないですよ。
デメリット2. ボトルから液肥がもれる
おうちのやさいはキャップつきのボトルですが、寝転がしていると液漏れします。実際に、筆者がボトルを倒して収納ボックスに入れていたところ、何度か液漏れしました。
とはいえ、ボトルの液漏れに関しては個体差の可能性もあるので、すべての個体に該当するとは限りません。「そんなこともあるんだ」くらいで知っておいてください。
もしおうちのやさいを使う場合は、ボトルを横に倒さず立てたまま収納することをおすすめします。
デメリット3. 育ちが悪く感じられる
前提として、おうちのやさいは味に重きを置いた肥料です。野菜を大きくしたり、濃い色にしたりという目的で作られた肥料ではないので、人によっては「うまく育たない」とネガティブに感じてしまうでしょう。
しかし、決して育ちが悪いわけではありません。筆者がおうちのやさいでサニーレタスを育ててみたところ、大きくはないものの軟弱ではありませんでしたし、ちゃんと食べられるサイズに育ちました。肥料の質が悪くて育たないわけではないので、安心してください。
気になる点はあるものの、肥料としてちゃんと機能しているので安心して使えますよ▼
コンパクトな水耕栽培にはイチオシの液肥
「おうちのやさい」は希釈の関係上、少量だけ培養液を作るということが可能なので、コンパクトな水耕栽培に向いています。さらに、「この1本で簡単に培養液が作れる」「成分バランスがいい」といったメリットもあり、手軽に使える液肥を探している人におすすめです。
お得なまとめ買いもありますが、初めての人はまず1本だけ試してみてください。
「室内でちょっと水耕栽培をやってみようかな~」くらいの人には、使い勝手がよくておすすめです▼
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


