マルチングに対し、「これって必要なの?」と疑問に感じている人は少なくないでしょう。実際に筆者も、家庭菜園をするまでは畑に敷かれたマルチングシートを見て「あれ敷かなきゃダメなの?」とハテナを浮かべていました。
野菜や果物を作るようになった今だからいいます。基本的にマルチングは必要です。実際に、ネット上でも多くの家庭菜園者・農業者が「マルチングはあった方がいい」と答えています。
本記事では、マルチングの必要性について解説します。マルチングする意味がよく分かっていない人、マルチなしの家庭菜園をしている人は、しっかり最後までチェックしてくださいね。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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マルチングは必要だと思っておくのが無難

マルチングが必要かどうか…家庭菜園者のなかで意見が分かれることもありますが、個人的にマルチングは必要なものだと思っています。
マルチングの必要性を語る前に、メリットを確認しておきましょう。
【マルチングのメリット】
- 土を乾燥を防ぐ
- 地温を適切に保つ
- 雑草が生えるのを防ぐ
- 自然素材のマルチで土に栄養を与えられる
マルチングには、土を保湿・保温し土壌環境を適切に保つ役割があります。私たちが体温調節のために衣服を必要とするのと同じですね。
また、マルチングで土に日光が当たらないようにすることで、雑草の発生も防止できます。腐葉土や藁のような自然素材をマルチング材にすれば、土の栄養にもなって一石二鳥です。
このように、マルチングには作物の生育に役立つメリットがたくさんあります。やらない理由がないので、マルチングは「必要なもの」と考えておくのが無難です。
「マルチングは必要ない」という意見があるのはなぜ?
マルチングが必要という意見がある一方で、「必要ない」という声もあります。真逆の意見があると混乱しますよね。
実は、状況によってはマルチングが不要な場合もあります。
【マルチングが不要となるシーンの例】
- 栽培期間が短い
- 時期的に乾燥の心配がほとんどない
- 雑草がマルチングの役割を果たしてくれている
「マルチングがいらない」というのは、「マルチングそのものが無意味」と否定する意味ではなく、状況的に必要ないだけです。安易に「マルチングってしなくていいの?お金かけたくないし、マルチなしでも大丈夫ならしなくていいや!」と解釈しないように気をつけましょう。
マルチングをしないとどうなる?

マルチングをしないことで起こる弊害のひとつが乾燥です。乾燥によって種の発芽率が下がったり、水切れして作物が枯れたりなど、家庭菜園の失敗につながります。
乾燥がひどいと、水がしみこまなくなることもありますよ。水やりをしても土の隙間を通りすぎてしまうので、根に水が届かず「水やりをしているのに水切れする」という矛盾した現象が発生します。

土の温度も重要です。土が露出していることで地温を適切に保ちにくくなるので、作物の生育不良を招きやすくなります。
例えば夏。直射日光がガンガン土に当たって地温が上がると、土壌内の水がお湯になって根をダメにしてしまいます。いわゆる「根腐れ」ですね。逆に、冬は地温が急激に下がるので、作物の生育が悪くなったり枯れたりといったトラブルが生じやすくなります。
「マルチングなしでは作物が育たない」とまではいいませんが、土壌のコンディションが悪くなりやすいのは確かです。もしマルチなしの家庭菜園を検討している人は、とてもリスクがあることだと覚えておきましょう。
マルチングはなるべくしてあげよう
野菜・果樹が育ちやすい土壌環境を保つためにも、マルチングは必要です。私たちが服を着ないとうまく体温調節ができないのと同じで、土も裸の状態ではいいコンディションを保てません。
場合によってはマルチングなしで育つこともありますが、作物のためにもマルチングはなるべくしてあげてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

