おしゃれだと人気の木製プランターですが、残念ながらデメリットもあります。木製プランターは処分が大変なので、買ってから後悔しても後の祭りですよ。
「でも、家庭菜園をするからにはやっぱりおしゃれな木製プランターを使いたい…!」
そんな人に向けて、本記事では木製プランターのデメリットを徹底解説するとともに、デメリットをカバーできるおすすめ商品を紹介します。闇雲に木製プランターを選んでも失敗するので、お買い物前にまずは本記事を最後までチェックしてください。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
|---|
| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。
木製プランターのデメリット5つ

木製プランターのデメリットは、木という素材の特性からくるものがほとんどです。具体的にどんな不都合が起こり得るのか、確認していきましょう。
デメリット1. 腐ることがある

木製プランターは、腐ったりカビたりすることがあります。筆者宅の木製プランターも、写真の通り…カビがついていますね。
では、なぜ木は腐ってしまうのか。原因は「腐朽菌」と呼ばれる菌で、以下4つの条件で繁殖します。
【腐朽菌が活動する条件】
- 栄養
- 水
- 温度
- 酸素
木は有機物なので、もともと栄養分を含んでいます。さらに、水やりによって水分も含み、野菜が育ちやすいように快適な温度が保たれ、空気にもたくさん触れて酸素も獲得。こうして栄養、水、温度、酸素の4つの条件がそろい、木製プランターが腐ったりカビたりします。プラスチックや金属のような無機質なものにはない、木ならではのデメリットですね。
しかし、木の腐敗・カビは塗料で対策できます。防腐・防カビ塗装が施されている木製プランターを購入すれば、腐る心配をグッと減らせますよ。

我が家は塗装済みと未塗装の2種類を使っています
数ヶ月でカビてしまった未塗装に対し、塗装済みは半年以上カビなし!
お手入れの手間も省けてラクチンですよ
塗装済みでおすすめの木製プランターはこちら。28サイズから好きなものを選べますよ▼
デメリット2. 天候の影響を受けやすい


木には調湿作用があるので、天候の影響を受けてプランターが変形します。形が変化してしまうのも、生き物である木特有のデメリットです。
もう少し具体的に説明しましょう。木は、湿度が高いときは湿気を吸い、乾燥しているときは湿気を吐き出します。そうして調湿することによって生じるのが、木の変形(縮み、膨張、割れ、反り)です。



筆者宅の木製プランターも、見事に変形しました…
日本には四季があります。梅雨の時期は高湿度、夏場は日照りが強く、冬場は過乾燥…と天候が一定ではありません。こうした気候の変化があるぶん、木製プランターの変形リスクも高くなります。
木製プランターが変形すれば、隙間から土がこぼれたり虫が侵入したりすることもあるでしょう。屋外ならまだしも、室内やベランダで土がこぼれるのは困りますよね。
木を使っている以上、変形は避けられません。しかし、症状を最小限に抑えられる木製プランターもありますよ。あらかじめ変形しにくいデザインのものを選んでおくと、安心して使えます。
こちらは、木が複雑に組み合わさることで変形を抑えているプランターです。高さ調整ができるところもうれしい▼
デメリット3. 耐久性が微妙


木製プランターの材料には、よく杉が使われています。やわらかく加工しやすい木材なので、耐久性の面で少々不安です。
…といっても、1ヶ月や2ヶ月でダメになるようなものではありません。一生モノにするのは難しいですが、丁寧に扱えば何年も家庭菜園で活躍してくれますよ。
それでも耐久性が不安な人には、ヒノキやヒバの木製プランターを選ぶという選択肢もあります。どちらも杉より耐久性が高い木材です。選ぶ木材の種類によって耐久性が変わってくるので、耐久性のデメリットもいくらかカバーできるでしょう。
ヒノキ製で、コンパクトに育てたい人におすすめです▼
耐久性の高さを重視するなら、高耐久のヒバ製をおすすめします▼
デメリット4. 価格が高い


木製プランターは、全体的に価格が高い傾向にあります。
木材の種類やサイズにもよりますが、安くても3,000円くらいはします。1個だけならまだしも、複数買いはためらう価格ですよね。
「高いのは困るけど、どうしても木製プランターがいい!」…そんな人には、木製プランターを自作するのがおすすめです。カット済みの木材を注文しても、既製品より安く作れます。
筆者は、下記の木材で木製プランターを作っています。カットの手間なし&1個2,000円くらいで作れるので、DIY初心者さんにおすすめです▼
デメリット5. 重くて持ち運びが大変


基本的に、木製プランターは重いです。気候に合わせてプランターを移動させる予定であれば、木製プランターの重さは大きなデメリットとなるでしょう。
ちなみに、筆者が持っている長方形木製プランターは5.5kgあります。土の重さも含めると10kg近くになるでしょう。これを冬場の朝晩は室内に、日中は外にと移動させていたので、管理がとても大変でした…。
残念ながら、木製プランターで軽いものはなかなかありません。しかし、持ち運びやすいようにデザインされた木製プランターならあるので、そうしたアイデア商品を選びましょう。
プランターの持ち運びが多いなら、取っ手付きのこちらがおすすめです▼
デメリットがあっても木製プランターが人気な理由


木製プランターには多くのデメリットがありますが、人気が高いのも実情です。なぜ人気なのか…それは、木製プランターならではのメリットにあります。
【木製プランターのメリット】
- 自作可能でサイズやデザインを自由に決められる
- 植物との相性がよく、おしゃれに設置できる
- 熱伝導性が低く、土の温度を安定させられる
- 通気性が高い素材で根腐れを防止できる
- 木材の個性を楽しめる
おしゃれさが先行している木製プランターですが、実は自作を楽しめたり、熱伝導性や通気性に優れていたりといった機能面のメリットもあります。「おしゃれだから」という理由だけで木製プランターを選ぶのは反対ですが、そのほかのメリットも知ったうえであれば賛成です。



木製プランターのデメリットを知ってなお惹かれている人は、ぜひ使ってみてください
木製プランターをもっと気軽に楽しもう!
木製プランターには、耐久性や扱いづらさなどのデメリットがあります。木は生きている素材なので、ほかのプランターにはないデメリットが生じるのは致し方ありません…。
しかし、木製プランターのなかにはデメリットを気にせず使えるように工夫された商品がたくさんあります。各デメリットをカバーする商品も紹介しているので、ぜひあなたが「これなら安心!」と思える木製プランターを見つけてくださいね。



お気に入りの木製プランターを長持ちさせるために、正しい扱い方もチェックしておきましょう
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。



