間引きってどうやるの?正しいやり方と間引き菜の選び方を解説

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    家庭菜園では、必ずといっていいほど間引きをします。しかし、いきなり「間引きましょう」といわれても初心者さんは困りますよね。

    「間引きって手で抜くの?ハサミで切るの?」
    「どの苗を間引くのが正解?」
    「どのタイミングで間引いたらいい?」

    そんな間引きに多くのハテナを浮かべている人に向けて、本記事では間引きのやり方や間引く苗・株の選び方を解説します。

    一度抜いてしまった野菜は元には戻せません。だからこそ、本記事で間引きの正しいやり方を押さえておきましょう。

    【執筆者】夏目ミノリ
    山・畑持ちの元Webライター
    地植え、プランター、水耕で作物を栽培中

    自給自足しているもの
    薬味(しそ、ねぎ)
    野菜全般
    果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど)
    ハーブ(ローズマリー、バジルなど)
    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

    「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを応援するために、手軽さ重視で家庭菜園情報を発信します。

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    ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています

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    目次

    間引きのやり方

    土寄せしたプランターのサラダほうれん草

    間引きのやり方には、大きく分けて「手で抜く」「ハサミで切る」の2種類があります。どちらで間引いてもいいですが、それぞれにメリットとデメリットがあるので、間引きをする前に各やり方の特徴を理解しておきましょう。

    やり方1. 手で抜く

    葉ネギを間引いている

    手で苗・株を抜いて間引くのは、手軽さの面で魅力的です。道具なしでできるので、パパッと作業を終えられます。たくさんの野菜を育てていてお世話が大変だったり、仕事が忙しくてゆっくり家庭菜園ができなかったりする人には大きなメリットですね。

    ただし、手で抜くと土がえぐれたり隣にある苗の根を傷つけたりするおそれがあります。間引きを手でする場合は、慎重に作業しましょう。

    苗が小さくて手で抜きにくい場合は、ピンセットを使うと作業がしやすくなりますよ▼

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    やり方2. ハサミで切る

    プランターほうれん草を間引いている様子

    ハサミで切るやり方は、隣の苗・株を傷つけることなく作業できるのがメリットです。抜いた拍子に土がえぐれることもなく、きれいな仕事ができますよ。

    一方、ハサミを用意しなければならないというデメリットがあります。家庭菜園は道具を買いそろえるのが大変なので、「また買い物に行かないといけないのか…」とうんざりしてしまうでしょう。

    しかし、園芸バサミはホームセンターまで行かなくても通販で購入可能です。間引きだけでなく、収穫や剪定などさまざまなシーンで使えるアイテムなので、まだ持っていない人は1本持っておきましょう。

    我が家はこちらのハサミを使っています。切れ味抜群で使いやすいですよ▼

    間引く苗・株の選び方

    間引き対象となりやすいものを示した図解

    間引きには、はずすべき苗・株の見極めが必要です。しかし、野菜たちが直接教えてくれるわけではないので、「どれを間引くべき?」「本当にこれでいいのかな?」と不安になってしまう人もいることでしょう。

    そこで、間引きではずすべき苗・株の特徴をまとめました。

    【間引きすべき苗・株の特徴】

    • 弱々しいもの
    • 小さいもの
    • 近すぎるもの
    • 病気にかかっているもの
    • 収穫できる大きさのもの

    基本的に、間引きでは大きく元気に育つ見込みがないものを選びます。周囲の苗・株と比べて弱々しかったり小さかったりなど、生育がいまいちなものが対象です。病気にかかっているものも、周囲の苗・株にまで被害が拡大するのを防ぐために間引きます。

    また、苗同士の距離が近すぎるのも考えものです。苗が密集していると風通しが悪くなってしまうので、生育環境を整えるために不要な苗を取ります。

    間引きは生育不良なものを取り除く場合が多いですが、実は逆もありますよ。栽培の終盤になれば、小さい株ではなく大きく育った株から収穫兼間引きをします。「大きいものを取っちゃうなんてもったいなくない?」と思う人もいるかもしれませんが、小さい株を大きくするには必要なことです。先に大きい株を間引くことで残った株の生育が促され、最後まで同じ大きさの野菜を収穫できるようになります。

    間引きで意識すべき4つのポイント

    間引きは、不要な苗・株をはずせばいいという単純な作業ではありません。雑にやると野菜がうまく育たなくなる可能性があるので、正しく間引くために意識すべきポイントを解説します。

    ポイント1. 一気に間引かない

    一気に間引いてはいけないと解説する図

    間引きは段階を踏むことが重要です。何度も間引きをするのが面倒くさいからといって、いきなり苗同士の間隔が大きく開くような間引きは避けましょう。

    野菜が最終的にどう育つかは、収穫時期を迎えるまで分かりません。元気に育っていたものが害虫にやられたり、茎が細かったものがたくましい姿になったりすることもあります。つまり、苗1本1本が大きくなる可能性を秘めているのに1回目で間引きすぎると、栽培成功率を下げることになるのです。

    間引きは、野菜の生育状況を見ながらどの苗・株をはずしていくか、その都度見極める必要があります。一気に間引いて作業を簡略化させたいのは分かりますが、横着をするのはダメですよ。

    栽培者が自ら野菜の可能性をつぶすのはもったいないです

    ポイント2. 苗・株の間隔も見る

    間引き時の苗間隔について解説している図

    どの苗・株を間引くかを見極めることも大切ですが、隣との間隔を見ることも大切ですよ。

    間引きの目的には、不要な苗・株を取り除くことだけでなく、風通しをよくし生育環境を良好に保つことも含まれます。いい苗・株を残した結果間隔にバラつきが出れば、生育環境は改善されず病害虫リスクも高まるでしょう。

    きっちり間隔をそろえる必要はありませんが、極端にバラつきが出ないように気をつけてくださいね。

    ポイント3. 適切な時期に行う

    間引きタイミングについて解説している図

    間引きには適切な時期があります。気が向いたときに抜けばいいというものではないので、作業のタイミングに注意しましょう。もし間引きのタイミングを誤るとどうなるのか、もう少し詳しく解説します。

    間引きが早すぎる場合

    芽が出たばかりの苗にはほとんど差がなく、どれを間引くべきかの判断が困難です。はずさない方がいい苗まで間引いてしまう可能性があるので、間引きに適切な時期とはいえません。また、野菜のなかには特定の時期まで間引かず密集したままの方がいいものもあります。苗が窮屈そうだからと間引くと逆効果になるので、間引きを急いではなりません。

    間引きが遅すぎる場合

    株ごとに成長差が出るので、小さい株に十分な光が当たらず、光合成できなかったり徒長したりします。さらに、葉がわさわさと生えて害虫の存在に気づけない、隣の茎と絡んで作業がしづらいといった弊害も生じます。「間引くのがもったいなくてできない」「忙しくて間引く暇がなかった」という人もいるかもしれませんが、野菜のことを考えるなら放置は厳禁です。

    間引きのタイミングは野菜によって異なります。双葉が出たら、本葉が2枚になったらなど各野菜ごとに目安はさまざまなので、栽培成功者が発信している情報や種袋などをチェックして、適切なタイミングで間引きましょう。

    ポイント4. 途中で間引きの目的が変わると理解する

    間引きの目的が変わることを解説している図

    実は、間引きの目的は栽培期間の前半と後半で異なります。どの苗・株を間引くかの見極め方も切り替えなければならないので、間引きの目的についてもしっかり理解しておきましょう。

    栽培期間の前半は、主に順調な生育が期待できないものを間引きます。要はいい苗を残すための作業ですね。

    1~2回目までの間引きは、前半のやり方になることが多いと思います

    しかし、後半になると一転。間引きの目的が「小さい苗をはずして大きい苗を残す」から「小さい株を育てるために大きい株を間引く」に変わります。つまり、栽培期間の前半と間引くものが真逆になるのです。

    目的を理解しておくことで、状況に合わせて適切な間引きができるようになります。単に小さく弱いものを間引けばいいという単純な作業ではないので、きちんと目的・理由を理解しておきましょう。

    間引きのやり方は2種類!ポイントを押さえてやることが大切

    間引きのやり方には、「手で抜く方法」と「ハサミで切る方法」の2種類があります。どちらのやり方でもいいですが、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえでやり方を選んでくださいね。

    また、間引きにはコツがあります。ポイントを押さえておけば、どの苗・株を間引くかをスムーズに決められるようになりますよ。間引きのやり方がピンと来ない人は、苗・株を抜く前に今一度間引きのポイントを確認しておきましょう。

    ※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。

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