家庭菜園をしていると、しばしば根腐れすることがあります。「そのまま放置しているとどうなるの?」「根腐れしたらもう手遅れ?」と気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、放置した根腐れ野菜・果物の末路を紹介します。後半に根腐れの対処方法も紹介するので、併せてチェックしてくださいね。

【執筆者】夏目ミノリ
山・畑持ちの元Webライター
地植え、プランター、水耕で作物を栽培中
| 自給自足しているもの |
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| 薬味(しそ、ねぎ) 野菜全般 果物(レモン、ブルーベリー、アンズなど) ハーブ(ローズマリー、バジルなど) ※その他、夫実家の家庭菜園を手伝ったり所有している山から山菜やたけのこを収穫したりしています |
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【症状】根腐れを放置するとどうなる?

根腐れした野菜や果物を放置していると、株元から茎が腐って枯れます。
根は、水、栄養、酸素などを吸収する重要な部分です。もしも根が腐れば、作物は生育に必要なものが吸収できません。生命維持ができなくなり、最終的に枯れてしまうことがほとんどです。
根腐れの症状は、作物と土に現れます。具体的にどんな症状が見られるのか、表にまとめました。
| 作物の症状 | 葉が黄色や茶色に変色する 葉がしおれる 茎や幹がぶよぶよになる |
|---|---|
| 土の症状 | 土から異臭がする 土の表面がカビる 水が染み込みにくくなる |
根腐れすると、作物は水を吸収できなくなり生育不良を起こします。「毎日水やりをしているのに、なぜか葉に元気がない」…このように、お世話と反対の様子が見られたら、根腐れしている可能性を疑いましょう。
また、腐った根を土のなかに放置することで、作物だけでなく土にも異変が現れます。一般的な腐敗物と同様に嫌なにおいがしてきたり、土の表面がカビたりするのが代表的な症状です。「水やりをしても、なかなか水が染み込んでいかない」という異変が見られた場合も、根腐れしている可能性があります。
まだ間に合うかも!根腐れの救済方法

前提として、根腐れのリカバリーは厳しいです。一度腐ったものは元には戻らないので、対処しても復活しないケースがあります。
しかし、可能性はゼロではありません。腐った根を処理して新たな根が出れば、作物は元気を取り戻します。「もう手遅れかも…」と諦める前に、ここで紹介する復活方法を試してみてください。
STEP1. 株を整える

まず、鉢から植物を取り出し丁寧に土を落としましょう。
根腐れしている場合、土のなかに腐敗菌が増えている可能性があります。そのまま植え替えても、再び腐敗菌が増えて根腐れを進行させるおそれがあるので、古い土はできるだけ取り除いてください。
根も同じく、残しておくと植え替え後に腐敗が拡大するリスクがあります。土を取り除いて根があらわになったタイミングで、腐っている根は切り落としましょう。

根の見た目が黒っぽくぬめりが出ていたら、大体根腐れしています
根が茶色いくらいならまだ腐っていない可能性があるので、間違って元気な根まで切らないように気をつけてくださいね
STEP2. 新しい土に植え替える


鉢に新しい土を入れて、作物を植え替えます。再び根腐れしないように、水はけがいい土を用意してくださいね。
ちなみに、筆者宅の土作りは下記の記事で紹介しています。「どうすれば水はけがいい土にできるの?」と悩んだ際には、ぜひ参考にしてください。
土を作ったら、水はけアップ&有害物質を吸収してくれる珪酸塩白土も混ぜるといいでしょう▼
STEP3. 水やりをして様子を見る


植え替えが完了したら、鉢底から水が出るまでたっぷり水やりをして日陰で様子を見ます。
リカバリーに成功していれば、新しい芽が出たり大きくなったりと何らかの成長が見られるはずです。失敗すれば、しばらくして枯れるでしょう。
根腐れのリカバリー成功率は100%ではないので、気長に変化を待ってあげてください。
根腐れ対処後のお世話で意識すべきポイント4つ


根腐れした野菜・果物の対処を終えたら、再び作物が元気になるまで様子を見てあげなければなりません。「植え替えて終わり」ではなく、これから紹介するポイントを意識しながらしっかりケアしてあげましょう。
ポイント1. 水やりは控えめにする
植え替え直後はたっぷり水を与えなければなりませんが、その後は水やりを控えめにしてください。
頻繁に水やりをしてしまうと、また根腐れしてしまいます。ある程度作物が回復して、葉が元気になったり大きくなったりといった様子が見られるまでは、水のあげすぎに注意してください。
ポイント2. 肥料は与えない
リカバリー後の植物は、まだ本調子ではありません。上手に栄養を吸収できない状態で肥料を与えると、逆に根がダメージを受けてしまうおそれがあります。根にとって有難迷惑なお世話になってしまうので、根が回復するまでは肥料を与えないようにしましょう。
ポイント3. 日陰で様子を見てから日当たりがいい場所に移動する
植え替えた鉢は、まず日陰に置いて様子を見ましょう。
まだ新しい土に根が定着していない作物は、うまく水を吸うことができません。不安定な状態で日当たりがいい場所に置くと、葉から水分がどんどん蒸発して枯れてしまいます。
人間も、病み上がりの状態でいきなり活発には動けませんよね。それと同じで、作物も植え替え後は徐々にならしていくことが大切です。まずは日陰で数日様子を見て、しおれたり枯れたりしないのを確認してから日当たりがいい場所に移動させましょう。
ポイント4. 鉢をスタンドに置く
鉢の底穴をふさがないために、スタンドを使いましょう。
基本的に、家庭菜園用の鉢には水はけをよくするための底穴がついています。しかし、地べたに置いた鉢の底穴はたいていの場合ふさがってしまうので、排水性がよくありません。鉢内が過湿状態になり、再び根腐れしてしまうでしょう。
根腐れを防ぐためには、とにかく鉢内の水はけをよくすることが重要です。底穴をふさがないようにスタンドを用意し、湿気の逃げ道を確保してあげてください。
おすすめは「ブラックベース」です。底穴をふさがないうえに、鉢底に風が通るようにデザインされているので、根腐れ防止に効果的ですよ▼
根腐れに気づいたら放置せずに早めに対処しよう!
根腐れを放置していると、腐敗が進んで植物が枯れてしまいます。違和感を覚えたら、早急に対処し復活を目指しましょう。
ただし、根腐れからの復活確率は100%ではありません。リカバリーがうまくいかないこともありますが、「また元気な姿を見せてくれるかもしれない」と期待をこめて、放置したままにせず対処してあげてください。
※家庭菜園は、人によってやり方が異なります。当サイトの内容は筆者の知識・経験に基づいたものであり、他の人のやり方や考え方が間違っていると指摘するものではありません。


